Shoot At The Devil

―All evil bitches will see the two lights.

 
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Spn S10-19 The Werther Project

こちらは自己満足で書いてみたエピまとめです。
意訳・誤訳・直訳が多いです。
とりあえずストーリー・あらすじ・ネタバレが知りたい方のみどうぞ。

ダイナーのテーブルに向かい合って座るSamとRowena。
Rowena「・・条件はひとつだけよ。あなたにならできて今の私にはできないこと・・・息子を殺してちょうだい。
あの子はそれを私に期待してるのよ。すでに悪臭ふりまく自分の部下たちに厳戒態勢をとらせて警戒してる。
なぜ母親が自分の息子の死を望むのか、疑問に思ってるなら・・」
Sam「いや、べつにどうでもいい。やる。クラウリーを殺す。
じゃあまず・・あんたはこの本読めるのか?」
Rowena「もちろん。私はこういう古い黒魔術を理解できる唯一の生きている魔女だから。
今のままじゃできないだけ」
Sam「・・ここは俺のおごりでいい」

堕ちたる者の書を片づけようとするSamの手をRowenaが止める。
Rowena「どこに行くっていうの?私はあなたの憎むべき天敵。
あなたとあなたの兄を殺そうとした、つい先月にね。
私が最後の手段じゃないなら、あなたは会いに来なかったはず。
必死になってる。なんでもないフリはやめなさい」

Samの携帯が鳴る。
Rowena「・・マナーがなってないわね」
携帯にはDeanからのメッセージ。ヴァンパイアの住処を奇襲するから来たいのなら来いというもの。
Rowena「さてと・・今のままでは私は本を解読できないわ。
でもできる者は他にいる。ナディア。グランドコベンの魔女」
Sam「どこにいる?」
Rowena「無理よ。死んでるから、ずいぶん昔に殺された。彼女の解読書、その写本なら見つけられる。
ナディアの写本を私のところへ持ってきてくれれば・・この本を解読して治療法を教えてあげる」
Sam「どこを探せばいい?」
Rowena「私があなたなら、まずは家から始めるわ。ナディアを殺してその写本を盗んだのは誰だと思ってるの?」
Sam「・・メンオブレターズか」


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Deanは単独でヴァンパイアのアジトに乗り込み全滅させる。Samが遅れてやってくる。
Sam「ディーン!」
Dean「よぉ」
Sam「何があったんだ?これどういうこと?」
Dean「すげぇだろ?1人対6匹のヴァンパイア。パーソナルベスト更新だ」
Sam「・・待てなかったのか!?」
Dean「何を?」
Sam「"何を"!?」
Dean「よせよ、俺ならなんとかできるし、実際なんとかできただろ」
Sam「もしできなかったら!?」
Dean「でもできた。もう終わったんだ。気をまぎらわすにはこれしかないんだよ。
悪かったな、いつもおまえを待ってるのはごめんだ。特に四六時中ずっとそんな目で見られてたらな」
Sam「そんな目ってなんだよ」
Dean「それだよ。まるで何もわかってない病的な殺人者かなにかを見るような目だ。
なぁ、俺は今汗だくで全身にヴァンパイアの返り血を浴びてる。
話は後でいいか?バンカーに戻って酒飲んでそれから・・スピード2見ながら寝たいんだ。問題ないよな?」
Sam「・・・問題ない」


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バンカーに戻ったSamはDeanが眠っているのを確認するとMOLのファイルからある音声記録を見つける。
Man「・・静粛に。1956年5月16日、これよりメンオブレターズの会議を始める。
議題はカスバート・シンクレアの除名について」
Markham「これはとてもじゃないが初犯とはいえないぞ、カスバート。
君は在任期間中に7回規律違反で召喚されている。この・・君の魔法がかかった金庫・・"ウェルテルの箱"。
保管物を守るために強い効力を発揮する、守りぬく確率は理論上だと・・
君の言い方で言うならば"致死率98パーセント"」
Cuthbert「異例の措置は正当化される。魔女は写本を取り戻すのに必死だ。ウェルテルの箱なら守りきれる」
Markham「それなら嫌というほどわかっている。このプロジェクトを秘密裏に行い、
何の監視もつけずに着手するとは・・君は二人のメンオブレターズをその強力な魔法のために危険にさらした。
フレッチャーとマルティネスは優れたメンバーだった。
フレッチャーは偶然その箱を発見して2時間も経たずに死んだ。
マルティネスは勇敢にも術を解こうとした。そして箱のそばで死んでいるのが見つかった、手首を切った状態で」
Cuthbert「そのアクシデントについてはすでに謝罪した。もう一度謝罪する気はない。
どうしてみんなそんなに心が狭いんだ?ん?
我々は偉大なことをするためにここにいる。リスクを負うために、この世界のバケモノたちと戦うために。
なのにおまえたちはここで朽ち果てるほうを選ぶ。おまえたちは男じゃない、メンオブレターズじゃない。
ただの図書館員にすぎない」
Markham「・・正式に君の処分の決定を下す前に、我々の寛大さを受け入れるチャンスを与える。
魔法を解く方法を言うんだ。まだ箱はセントルイスにある、危険なままだ」
Cuthbert「その君の寛大さで何ができるか教えてやろうか、マーカム。
俺は壁に書かれた文字を見た。おまえたち腰抜けはこのプロジェクトを中止する、だから自分のやり方で箱を作った。
ウェルテルを黙らせる方法はひとつだけある。マルティネスの考えは正しかったとだけ言っておこう。
おまえたちにガッツがあるとは思えないが、遠慮せずにやり遂げてくれ」

Cuthbertは二人のメンバーに連れられバンカーを出る。
Man「マーカム、プロジェクトを続けるのか?」
Markham「箱は現状のまま守られるべきだ、永久的に。隠せ」

聞き終えたSamはファイルから箱が隠された場所をメモするとRowenaに電話する。
Rowena「・・私は300歳を超えてるのよ。美に欠かせない睡眠を邪魔するのは契約違反よ」
Sam「俺たちが話し合ったことについて探ってた。手がかかりを見つけた。
でも強力な魔法で守られてて・・だから魔術が欲しい、魔法を破る魔術が」
Rowena「カリブのまじないね。容易く手に入って、なんでも解く」
Sam「そうか、ありがとう」
Rowena「でも・・素人にはオススメしないわ。経験のない者が使えば失敗する・・私が行ってもいいけど。
私が必要になるわよ」
Sam「それはまた今度にする」


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ウェルテルの箱が隠されている荒れ果てた一軒家にやってきたSam。
中に人の気配がないのを確認するとキーピックを取り出すが、突然新聞受けから銃口が向けられる。
Woman「やめときな」
Sam「せ、説明させてください」
Woman「あんたには3つの選択肢がある。捕まるか、タマを粉々に吹っ飛ばされるか、帰るか」
Sam「わかりました、帰ります。すいません・・」
Woman「よくできました」

車に戻り大きなため息をつくSam。そこへ突然助手席のドアが開く。乗ってきたのはDean。
Dean「よぉ、サミー。仕事か?」
Sam「・・・なんでここに・・?」

動揺を隠そうとするSam。
Dean「まぁ、見たところおまえのタマを守るために来たってとこかな。
おまえの言う通りだよ、俺は単独行動するべきじゃなかった。バカだった」
Sam「それだけ?」
Dean「自分勝手でバカな行動だった。もしおまえが俺にそれを教えるために一人でこの件をやろうとしてるなら
もうそんなことしなくていいぞ」
Sam「・・なんでここがわかったんだ?」
Dean「おまえがメモした跡をこすった。それでこのセントルイスの自殺者の家に行くことにした」
Sam「じゃあ・・この家のこと知ってるのか?」
Dean「基本情報はググった。長い間空き家になっていた家に4人家族が引っ越してきた。
1週間後、3人が自殺した。娘以外の家族全員亡くなり、この家はまだその娘の名義になってる。
おまえを吹っ飛ばそうとしていたのが彼女だろう。でもわかんねぇんだよな、この事件は完全にお手上げだ。
手がかりが何もない。俺が知らないことをお前が知ってるなら話は別だけどな」
Sam「・・この"長い間空き家の家"はメンオブレターズの会議場として使われてたんだ。マグナスのこと覚えてる?」
Dean「俺を展示品にしようとしてた元メンオブレターズのあのバカか?あぁ覚えてる」
Sam「彼はメンオブレターズから追い出される前にウェルテルを作った。完璧な警報システムを備えた魔法の箱だ。
ウェルテルはこの家のどこかに隠され、守り続けられるはずだった。
でも1958年にアバドンがメンバーを皆殺しにしたときに計画は立ち消えになったんじゃないかな」
Dean「それから幸運な家族が購入するまで家は不安定な状態だった・・」
Sam「ウェルテルの箱は時限爆弾なんだ。解除しないと。俺たちの専門分野っていうだけじゃない、
これは俺たちの義務なんだよ」
Dean「俺たちの?」
Sam「メンオブレターズ。俺たちが引き継ぐものだ」
Dean「まぁ、おまえがこれを俺たちの仕事って言うなら・・やる。俺でよければ」


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Deanは家のドアをノックする。新聞受けを見て思わず前を守る。
勢いよくドアが開くと女性が銃をかまえている。息をのむDean。
Suzie「さっきの男じゃない・・何の用?」
Dean「彼を見たんですか?突然すいません、私はドワイト・トゥイリーといいます。自警団の者なんですが、
近ごろ不法侵入が発生してまして、もしその男を見たなら特徴など教えてもらえませんか?
協力してもらえると大変助かるんですが。失礼しますよ」

Deanは相手の返答を待たずに家の中に入る。室内は物や衣服が散乱していた。
Suzie「背の高い白人よ、綺麗な髪で」
Dean「なるほど、いいお家ですね。あなたは・・」
Suzie「スージーよ」
Dean「スージー。一人で住んでるんですか?」
Suzie「私とガスだけ」
Dean「ガス?」

Suzieは持っていた銃を見せる。Samは裏口から侵入するとドアのカギを壊して地下室に降りる。
Dean「こんな大きな家に一人で?その、ガスと一緒でもさびしいですね」
Suzie「まぁね、私はずっと一人だから。1980年からずっと。
家族が亡くなった後、叔母が引っ越してきて数年間世話してくれた」

Samが物音をたてる。その音に反応するSuzie。
Dean「それは、えーっと、何かあったんですか?叔母さんに」
Suzie「・・地下室には行くなって言ったの・・誰も地下室に行くなって」
Dean「地下には何があるんです?」

振り返ったSuzieはDeanに銃口を向ける。
Suzie「コミュニケーション能力はさびついたかもしれないけど私はバカじゃない。
この数か月、誰もこの家に来なかった。なのにこの一時間で二人の訪問者?
一人は侵入し、もう一人はあのことを聞いてくる!」
Dean「言ったでしょう、私は自警団の者だと」
Suzie「自警団、えぇそうね。この家を見たでしょ?ここに価値があるものはひとつだけ。
それは間違いなく私じゃない。目的はあの箱・・誰かが地下に置いていった汚れたもの。
いつか誰かが取りに来るのはわかってた。もう二度とあんなことは繰り返さない!・・彼が地下にいるんでしょ?」
Dean「あいつは俺の弟だ。俺たちはあんたを助けるために来た」
Suzie「今すぐ呼び戻しなさい。すぐに!」

クモの巣にまみれたウェルテルの箱。Samはその前でカリブのまじないの儀式を行う。
Samの耳にも階上での二人のやりとりが聞こえる。
Suzie「早く!」
Dean「わかったよ。サム!サミー!上がってこい!」

Samは儀式が成功しないとわかるとウェルテルの箱の取っ手をひねる。
異変に気付くSuzie。
Suzie「ダメよ・・!出て行きなさい・・早く!出て行け!おまえがアレを解放した!」
DeanとSuzieの周囲に黄緑色の煙が広がると二人の目に入り込む。
Sam「ディーン!」
Suzie「自分が何をしたかわかってるの!?」
Sam「銃を下ろしてくれ、話し合おう」

兄弟の背後に少年が現れる。
Suzie「え?」
Brother「やぁスージー。さびしかったか?」
Dean「どうしたんだ?」
Sam「わからない」

兄弟には少年の姿が見えない。
Suzie「来ないで・・来ないで!」
兄の亡霊に発砲する。
Brother「スージー、それが家族に対する態度か?」
Suzieは発砲しながらキッチンに逃げる。しかしそこには血まみれの母親の姿。
書斎に逃げ込むと父親が現れる。
Suzie「ウソよ・・」
Father「・・おまえのせいだ」
Mother「おまえがアレを解放した」
Brother「俺たちはおまえが気絶してる間に死んだ」
Suzie「いや・・来ないで!」

Suzieの悲鳴を聞き駆けつけるSam。Deanはどこからか聞こえた唸り声に足をとめる。
Sam「スージー、中に入れてくれ!あんたを助けるから!それは幻覚なんだ!」
Mother「何も悲しまなくていいのよ。もう一人でいなくていいの・・もうこれ以上は」
Sam「スージー!頼む、入れてくれ!・・ディーン!」

Deanの周囲がモノクロの森に変わる。
Dean「・・サム!?」
煉獄の森を歩くDean。何者かの気配を感じる。
Dean「・・クソ」


室内から銃声が聞こえドアが開く。中ではSuzieが死んでいた。
Samの背後に現れたSuzieの亡霊。
Suzie「この家で40年間戦ってきた。ずっとアレを出さないようにしていたのに・・
おまえみたいなバカがやって来た」
Sam「すまなかった、本当に申し訳ない」
Suzie「そんな言葉が今の私に何の役に立つの?私を見なさいよ、ちゃんと見なさい。
おまえが早まった結果の犠牲者よ。他人の命を何だと思ってるの?
何にでも価値がある、おまえたち二人が生きて帰れるかぎり。
調査はどうだったの?印を消す方法の手がかりはあったの?」
Sam「・・これは現実じゃない、あんたも本物じゃない」
Suzie「おまえはディーンをワイルドカードと考えてる、制御不能だと。
わからないの?魔女と結託してあのパンドラの箱を開けるのよ?見境がないのはおまえだ。
とっくに命運が尽きてる兄にしがみつくためならおまえは何でもやる。
あと何人の命を犠牲にするつもりなの、サミー?わかってるでしょう、こんなことはもうやめるべきだと!
自分を止められるのは自分自身だけ!さぁやるのよ、サミー!」

Samは床に落ちたSuzieの銃を見る。
Suzie「こんな茶番はこれっきり終わらせるの!」
突然Suzieの姿が消える。彼女の背後にいたのはRowena。
Rowena「私が必要になるって言ったでしょ」
Sam「どうしてここが・・?」
Rowena「今助けたのと同じ方法で。魔法よ。あなたがお手上げ状態な気がしたの」
Sam「でもここにいちゃマズい。もしディーンに見られたら・・ディーン?」

Samが戻るとDeanはどこか一点を見たまま部屋の中に立ち尽くしていた。
Dean「・・サム?」
Sam「ディーン、どうしたんだ!?」

森の中をさまよっていたDeanは突然リヴァイアサンに襲われる。彼を救ったのはBenny。
Benny「よぉ、チーフ」
Dean「・・そんな、そんなはずない。おまえなわけない・・」
Sam「おいしっかりしろ!ディーン、今見てるものは本物じゃないんだ!」
Rowena「彼には本物よ」
Sam「なんで来るんだよ!」
Rowena「今の彼に私は見えてないわ、サム。意識が遠くにいってる」
Sam「あんたならディーンの意識を戻せるか?」
Rowena「ここに持ってきた解除魔法はひとつのためだけ。もしあなたが私たちに仲間が欲しいっていうなら・・」
Sam「"私たち"じゃない」
Rowena「あっそ。自分でなんとかするのね。でもあなたは不利な状況よ」
Dean「・・おまえは本物じゃない」
Rowena「魔法はずいぶん深くまで効いてるようね。
ディーンの目を覚ましたいなら・・この魔術の元を断つ必要があるわ」
Sam「あの箱だ。安全装置を解除する方法がわかれば魔法が解けて写本が手に入る。
スージーは幻覚に操られて自殺した。彼女の家族にも同じことが起こったんだ。
ウェルテルの幻覚は俺にも同じことをさせようとした。ディーンをこのままにしておけない」
Rowena「それなら・・このイケメンを縛り上げるしかないわね。楽しそう」


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Benny「なぁディーン、いつまで黙ってるつもりだ?俺に不満があるのか?ちゃんとこれまでのこと話しただろ」
Dean「おまえに会えて嬉しいよ、本当に。でもさっきも言ったようにおまえはベニーじゃない」
Benny「俺が?」
Dean「俺だって残念だ。でもおまえはただの幻覚だ。
現実に戻ることから気をそらすために俺の脳が生み出した、潜在意識のゴミ」
Benny「"幻覚"?"ゴミ"?まぁ怒らないようにするよ。どうして俺が信じられないんだ?
前はこの世界からおまえを助けただろ。
それに俺がおまえの"潜在意識のゴミ"なら、なぜお前を悪い方へ導くと思うんだ?」

歩き続けていたDeanの足が止まる。同じ場所に戻ってきていた。
Benny「俺をにらむなよ、チーフ。道を選んだのはおまえだ」


Deanをイスに縛り、SamとRowenaは地下に降りる。
Sam「これだ。ここになにか、碑文みたいなものが刻まれてる」
Rowena「筆記体のようだけど光が消えてる。この箱を作った男の腕前、このサディスティックな魔法効果・・
なんて楽しいバロックなの」

Rowenaが呪文を唱えると箱の中央の円盤が光り、文字が浮き上がる。刻まれたラテン語を読み上げる。
Sam「"箱を大人しくさせるには渇きを満たすこと・・我々の血で"・・」
Rowena「これだけ?"我々の血"って・・?」
Sam「・・"我々の血"・・メンオブレターズの血だ。血縁者の血・・俺の血だ」
Rowena「なんでうまくいくってわかるの?」
Sam「確信はない」

Samは自分の腕をナイフで切り、流れ出る血を箱のボールに注ぐ。箱の歯車が動き始める。
Rowena「少しペースを落としたら?」
Samが血の量を減らすと歯車が止まる。
Sam「ダメだ」
Rowena「足りないみたいよ、サム」
Sam「写本は・・印を消すために必要だ。この中にある。血が足りないっていうなら与えるまでだ」

Samはさらに深く傷口を切る。歯車が動き出す。


Deanはふたたび最初と同じ場所に戻ってくる。
Benny「さすがに気味悪いな」
Dean「ベニー、いや、おまえが誰だろうと関係ない、俺はここから出る必要があるんだ」
Benny「"必要"と"願望"では意味が違うぞ?これは全部幻覚なんだろ?おまえ、俺、右の道、左の道・・
おまえがどの方向に進もうと関係ない、結局はここに戻ってくるんだ。
不思議じゃないか?どうしてこの幻覚なんだ?なぜこの世界なのか」
Dean「どういう意味だ?」
Benny「わかってるはずだ。ここはおまえが望む場所なんだよ。おまえは生きたくないんだ」

歩き続けるDean。
Benny「初めて会ったとき俺に言ったこと覚えてるか?この世界の純粋さについて。
おいディーン、落ち着け。ディーン、止まれって」

足を止め振り向くDean。どこからか獣のような唸り声が聞こえる。
Benny「・・これだ。ここにいればわざわざ戦いを探す必要もない。おまえはただ待ってればいいんだ。
そうすれば戦いは向こうからやってくる。だからおまえはこの世界にいるんだよ、ディーン。
それがおまえの欲しがってる純粋さ・・結果を伴わない殺しだ」
Dean「・・違う、俺はもうこれ以上戦いたくない、戦うことに疲れたんだ」
Benny「印はそうじゃないぞ。出られない、いたくない・・困った状況だな。
いいことはいつも第三の抜け道があることだ・・その抜け道をずっと考えてただろ」
Dean「・・それはない、ぜったいに」
Benny「ディーン、おまえもわかってるだろ。純粋さ、名誉」
Dean「そこに名誉なんてない」
Benny「なんだよ、じゃあおまえは印に変化させられるのを待つって言うのか?
何人か人間を殺すかもな。キャスを殺すか?おまえの弟か?あぁ、まさに称賛に値する!」
Dean「黙れ!」
Benny「悪かった、忘れてたよ・・おまえの計画を。
サムとキャスに殺してもらうって?本気であの二人がそんなことに同意すると思うのか?
なぁ、ディーン。二人がやったとしよう、あいつらはその事実から回復できるのか?
二人は破滅するぞ。おまえはこのバックアッププランを一時期ずっと考えてたよな。
自分自身をむしばむほどに。そんな仕事をあいつらにさせるな」
Dean「・・おまえの言う通りだ」
Benny「現実のおまえは眠ってる。ここで正しい選択をすれば、おまえは永遠に眠るだろう。
そしてもう二度と誰も傷つけることはない」

現実世界のDeanは拘束されたロープを引きちぎり、イスから立ち上がるとビール瓶を手に取って割る。
Benny「誰も知る必要はないんだ、ディーン。煉獄で何があっても、煉獄にとどまっても」
DeanはBennyからナイフを受け取る。
Dean「・・俺はこの世界を気に入ってた」
ナイフを見つめるDean。
Dean「・・・やるさ。本当にやらなきゃいけないなら、俺はやる。
でも本物のベニーなら、俺にそんなことさせない」
Benny「そうさせるのは俺じゃない」
Dean「他にもある。この腕にあるコイツ・・良くも悪くも、この印は・・俺に生きることを望む」

DeanはナイフでBennyを刺す。
Dean「・・ありがとう、でも遠慮しとく」
Bennyの姿が消え、周囲の景色が元の家に戻る。Deanは持っていた割れたビール瓶を手放すと地下に向かう。
Rowena「もうすぐよ、サミー!もうちょっとで開くわ!」
Dean「サム!」

駆けつけたDeanは意識がもうろうとしているSamを起こす。
Dean「おい、しっかりしろ!サミー、今見てるものは全部トリックだ。わかるか?本物じゃないんだ!」
Sam「・・ディーン?」
Dean「あぁ」

Samはさらに血を注ごうとする。
Dean「やめろ!」
DeanはSamの頬を叩く。SamはDeanにナイフを向ける。
Sam「俺に近づくな!」
Samの手からナイフを奪い取るDean。
Sam「ダメだ、やめろ!離せ!これしか方法がないんだ、血縁者の血が必要なんだ・・たとえ死んでも!」
DeanはSamの傷口を止血する。
Dean「なにも一人分じゃなきゃいけないってわけじゃないだろ?
もっと血が必要なら俺のをやるよ」

Deanはナイフで腕を切り、血を注ぐ。歯車の回転数が上がり扉が開く。
Rowena「開いちゃった・・」
Rowenaの姿が煙に変わる。
箱の中には古ぼけた一冊の本。

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Samがインパラの助手席で写本を見ているとDeanが大きなハンマーを持って戻ってくる。
Sam「やりすぎじゃない?魔法は解いたんだ、箱はもうただの箱だよ」
Dean「今じゃただの鉄くずだ。大丈夫か?」
Sam「まぁ、なんとか」
Dean「出発できるか?」
Sam「大丈夫だよ」
Dean「その本には何かあるんだろ?ウェルテルは俺たちを分裂させた。
わずか一時間で俺たちは死の間際をさまよったんだぞ?
・・昨日のことは悪かった、あんな風におまえを出し抜いて」
Sam「ディーン、謝らなくていいよ。俺だって・・これでおあいこかな」
Dean「世界は俺たちに何か教えようとしてる、もう互いにわかってることを。
俺たちは別々でいるより一緒にいた方が強いってことだ。
あんな胸クソ悪い魔法をかけてまでそれを守ってたってことは、よっぽど価値のある物なんだろうな」
Sam「・・これが何なのか全然わからないけど、たとえどういう物であっても安全に保管しておこう」



SamはRowenaを呼び出す。
Rowena「手に入れたのね!」
Sam「それで十分か?」
Rowena「十分って何が?」
Sam「あの本を解読するのに。印を消す方法を探すために」
Rowena「えぇもちろんよ」
Sam「よかった」

Samは夢中で写本を読むRowenaに手錠をかける。
Rowena「ちょっと、何なのよこれ!?」
Sam「保険」
Rowena「協定を結んだはずよ」
Sam「協定には賛成だ。あんたは堕ちたる者の書を解読して兄貴の治療法を見つける。
あんたがあの本から得られるのはそれだけだ」

Samは柱につないだ鎖を手錠につなぐ。
Sam「本を燃やしてからクラウリーを殺す。でもそれまでは・・」
Rowena「私はあんたの奴隷?」

Samは部屋を出ようとする。
Rowena「ねぇ、こんなとこに置いてかないでよ」
Sam「出たいか?だったら急いで仕事に取りかかれ」
Rowena「この・・クソ野郎!」


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いやー・・・びっくりw
Bennyのセリフが全然わからなかったんですけどDeanの考えを代弁してたんですねー・・
"You gonna get Sam and Cas to put you down?"が本当にわかりませんでした。
put 人 downで「(人)を陥れる、けなす」としか出てこなくて、でもそれだとピンとこなくて。
Deanをけなしたくらいで二人が破滅するとは思えないw
ころすという意味もありますがそれは動物に使われるものとあるし、でもそっちの方がしっくりくるというか。
私はこれをDeanの考えととらえますが、実際は違うかもしれません。本当にわかりません^^;
でも、もしそれで合ってるならDeanがそんなこと考えてたとは衝撃的でした。
いや無理でしょそんなの。あの二人がわっかりましたー!ってなるわけないやんw
BennyがDeanの心の代弁者なら、あの二人にそんなことさせられないって結論が出たわけで、
ころしてくれだの復讐してくれだの恨み晴らしてくれだのは当事者の自己中心的な思いといいますか、
死ぬしかないとなれば、笑っていてほしい大切な人にはそんなことぜったい思えないし頼めないと思うんですよね。
だからDeanにとってSamはもちろん、Casも大切な家族で
自分をあやめたことへの罪やら悲しみやら絶望やらで大切な人に苦しんでほしくなかったんじゃないかな。
それがDeanにとってカインの印に対抗する強さになるといいんですけどねー
でも、悲しませないためにも・・で頑張っても
気づかない内に暴走して二人を傷つけるかも・・という不安との間で板挟みなのは事実(;´д`)トホホ…

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Author:miku[el]
海外ドラマ・スーパーナチュラルをメインに好きな映画やその他ドラマについて好き勝手に書いています。天使フリーク。Spnはシーズン11について書いてますのでネタバレは困る!という方はお気をつけください!US放送済み分については予告なしでネタバレします。DVD発売後でもエピタイトルは原題で表記してます。英語が堪能ではありませんので、ブログ内はほぼ個人的解釈を含んだ意訳です。誤訳もあるかと思いますがご容赦ください・・
★拍手コメントのお返事は同記事のコメント内でさせていただきます。生存確認はツイッターまで。

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