Shoot At The Devil

―All evil bitches will see the two lights.

 
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Spn S7-17 The Born-Again Identity

※こちらは個人的解釈と意訳が氾濫してます。
細かいとこは気にしない、内容がわかりゃいいんだって方だけにオススメします。
Spnのセリフは他作品からの引用が多いのでそのユーモアはここでは握り潰してます。
ストーリーの流れだけが知りたい方はどうぞ・・


今回、非常に長文となっておりますのでお気をつけください・・

Samは追いかけてくるLuciferから逃げるため街をさまよう。
深夜の線路沿いで薬の売人と遭遇し、薬の力で眠ろうとするがLuciferが大声で歌を歌いだしたためまた飛び起きる。
Lucifer『俺の歌は好きだろ。薬だって?俺はおまえの中にいるんだぞ。
なぁ、普通の人間は寝ないで何日もつか知ってるか?11日だ。サム、おまえはいつも普通になりたがっていたな。
もしおまえが普通ならこの1週間以内に死ねるぞー!』

意識がもうろうとしたままふらつきながら歩くSam。
道路に出たSamは走ってきた車に気付かず交通事故に遭ってしまう。

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Nurse「アポイントのない方の面会はできません!出直してください!」
病院の院長室。部屋に入るDeanを追うように看護師が入ってくる。
Dean「カディンスキーに聞けって言うから話を聞きに来た。あんたがカディンスキーか?
あいつは交通事故に遭ったんだ。なんで俺が面会できないんだよ!」
Kadinsky「君はサム・スミスのお兄さんか。」
Dean「そうだ。一体どうなってる?」

Kadinsky医師は看護師を退出させる。
彼によるとSamはろっ骨の骨折と外傷の治療を受けた。そして今は精神病患者を隔離する病棟にいるという。
Dean「たしかに、弟はトラブルを抱えていたが・・」
Kadinsky「じゃあ君は彼が精神病を患い苦しんでいるのに気付いていたのか?」
Dean「精神病?違う。あいつはそんな、ノーマン・ベイツみたいなんじゃない。」

今のSamの状態は不眠により引き起こされたものなのか、不眠は症状の兆候でしかないのか、
その判断をするためにも彼を隔離し精神安定剤で落ち着かせるしかなかった。
眠ることを拒む症状は初めてだと医師は言う。

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厳重に警備されたエリアにSamの病室はあった。
ベッドの上にいるSamに一人であやとりをしているLucifer。
Lucifer『魂がなかったときおまえは一睡もしなかったのになぁ。』
Samがため息をついているとDeanがやって来る。
Dean「大丈夫か?」
Sam「UFCの試合をキャンセルしたほうがいいかもね。」
Lucifer『ユーモアは健在だな、サム。そのセンスがあればこの難局も乗り越えられるぞ。』
Dean「サム、おまえを助ける方法を探す。」

しかしSamはため息をつく。
Sam「ほかにあるとは思えないよ、ディーン。」
Dean「わからないだろ。」
Sam「わかってるはずだ。全部ニセモノだよ。俺たちが最後に会ったヒーラーは死神を操ってただろ。忘れたのか?」
Dean「あぁ・・サム、覚えてる。」
Sam「俺が言いたいのは・・」
Dean「なんだよ。俺の助けはいらないってのか。」
Sam「違う、ただ・・ディーンにやってほしくない。」
Dean「サム、もしなにか見つけられなかったら、」
Sam「俺は死ぬ。」
Lucifer『あぁ、俺を悲しませないでくれ。』
Sam「ディーン、いつかこうなるってわかってただろ。ディーンが俺の魂を戻してくれたときに。」
Dean「違う。ダメだ。」
Sam「キャスはディーンに警告してた、いつかこうなるって・・」
Dean「キャスはどうでもいい!ヨーダみたいなくせにダライ・ラマみたいに悟った顔して悲観するのはやめろ!キレろよ!」
Sam「・・・もう疲れたんだよ。魂をルシファーのエサ箱に放り込んだその結果がこれだ。治療法がどこかにあると思うか?」

Deanは無言のまま病室を後にする。

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DeanはBobbyの知り合いのハンターたちに連絡をとり、なにか方法はないか探していたが手がかりは見つからなかった。
ため息をつきながビールを取りに冷蔵庫に立つDean。
ふと物音がして振り返るとテーブルに置いたはずのBobbyの手帳が床に落ちていた。
拾い上げた手帳の下には剥製店のカードがあり、裏には電話番号が書かれていた。
Dean「・・もしもし、ボビー・シンガーの友人のディーンだ。情報を探してる。
もしよかったら785-555-0128まで電話してくれ。待ってる。」


いつものようにKadinsky医師がSamの問診にやってくる。
しかしいつもとは違うその雰囲気に違和感を感じていると彼の顔がLuciferに変わる。
Sam「もうほっといてくれ。」
Lucifer『サム、俺は一方通行なコミュニケーションは嫌いなんだ。なぁ、いいだろ、遊んでくれ。
鍵のかかった独房に俺とおまえ。ここはまるであのケージみたいじゃないか?』


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Deanの携帯が鳴る。相手はさきほど留守電にメッセージを入れた、剥製店を経営するMackeyだった。
彼によるとある一人のヒーラーが役に立つかもしれないという。
そのヒーラー・Emmanuelはほんの2,3ヶ月前に現れ、Mackeyは彼に対して悪魔やモンスターの疑いをもっていたが
失明していた自身の目が彼に触れられた途端に完治したことからその力を信じていた。
早速DeanがEmanuelの家を訪ねると男性が出てくる。
Samについて話そうとするDeanの目に室内で縛られている女性の姿が飛び込んできた。
男の目が黒に変わる。
悪魔は兄弟にDick Romanを殺害させるために手出ししていなかったが
今、彼らのボスであるCrowleyは兄弟のことよりもEmanuelを必要としているようだった。
Deanは悪魔にナイフを刺し玄関先の階段から突き落とす。
悪魔が転げ落ちた先には一人の男性が立っていた。
その姿にDeanは驚愕する。それは死んだはずのCastielとうりふたつの男性だった。
Man「今のはいったい・・」

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男性はイスに縛られていた女性を解放する。
Man「あの化け物が君をこんな目に・・」
Daphne「私は大丈夫。エマニュエル、彼らはあなたを探しているわ。」
Emmanuelは戸惑うDeanに向き合い手を差し出す。
Emmanuel「エマニュエルだ。」
Dean「・・ディーン、俺はディーンだ。」
Emmanuel「妻を守ってくれてありがとう。あの男の顔を見た・・本当の顔を。」
Dean「あれは悪魔だ。」
Emmanuel「悪魔が地上に・・」
Dean「1匹だけじゃない。本当に知らないのか?」
Daphne「あなたは悪魔の本当の顔を見たのよ。エマニュエルには特別な力があるの。」
Dean「あぁ、そう聞いてる。エマニュエル、あんたは人を治せるんだろ。」
Emmanuel「ある程度人を助けることができるらしい。君の望みは?」
Dean「弟だ。」


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DeanはEmmanuelを連れてSamのいる病院を目指す。
Dean「ダフネって・・あんたの奥さんか?」
Emmanuel「僕を見つけて介抱してくれたんだ。」
Dean「つまり?」
Emmanuel「・・おかしな話だ。多分君はこういうの好きじゃないかもな。」
Dean「大丈夫だ、話してみろよ。」
Emmanuel「数ヶ月前、彼女は川沿いをハイキングしてた。そこへ僕がふらつきながらやってきた。
全身ずぶ濡れで混乱して・・・服を着ていなかったんだ。記憶もなかった。彼女が言うには、神が僕を見つけさせたと。」
Dean「じゃあ誰がエマニュエルって名前を?」
Emmanuel「ネットで見つけた。」
Dean「・・よかったな、ぴったりだ。自分が何者かもわからないなんて気持ち悪いだろ。」
Emmanuel「これが僕の人生だ。素晴らしい人生だよ。」
Dean「もし本当は別の人生を送ってたとしたらどうする?たとえば・・悪いヤツだったとか。」
Emmanuel「そんな感じはしない。」


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Samの病室に女性患者・Marinがやってくる。
彼女はSamがLuciferの幻覚のせいで食事もロクにとれなくなってることを気にかけ、
盗み出したチョコバーを持ってきたという。
Marinはうつ病のために自殺する傾向があるとして5週間前からこの病棟に入院していた。
そして他の医者や看護師とは違い、Samが眠れない理由を理解していた。
Marin「相手は誰なの?チャールズ・マンソンとか悪魔とか?」
Sam「・・そんな感じ。」
Marin「私もよ。私も声が聞こえる。」
Sam「それが火事になった理由か?」

そう言った瞬間、彼女の顔色が変わる。
Marin「誰に聞いたの!?私じゃない!彼が火を・・!なんであなたにこんなこと言ったんだろ・・
あなたは私よりおかしいわ!チャールズ・マンソンに言われてるんでしょ!少なくとも私の場合は兄が・・」
Sam「お兄さんなのか?」

Marinの兄は死亡し、幽霊となって彼女に自殺を促して殺そうとしていた。

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Emanuel「君の弟の・・・」
Dean「サム。」
Emmanuel「サム。彼の状態は?」
Dean「もちろん医者がどうこうできるもんじゃない。」
Emmanuel「それなら良くなる。僕は精神的な原因から病気を治すことができるから。」
Dean「精神的な?それでいい。・・ある男にやられた。」
Emmanuel「怒ってるな。」
Dean「あぁ。そいつは俺の弟をぶっ壊した。」
Emmanuel「彼は君を裏切ったのか?友達だった?」
Dean「・・とにかく、ヤツは消えた。」
Emmanuel「殺したのか?君は多くの人間を殺してるような気がする。」
Dean「正直言って俺にもわからない。あいつが・・死んだのか。
俺がわかるのはこれ以上混乱することはないってことだ。俺はいつでもふるい落としてきた。
それが何であっても誰であってもだ。この思いもいつかはそうできるようになるのかもしれない。
だけど・・いつもそれができてたのに・・キャスがやったことはわかってる・・でもどうしても切り捨てられない。
なぜかわからないけどな。」
Emmanuel「なぜか、なんて関係ない。」
Dean「関係あるだろ。」
Emmanuel「いいや。君は機械じゃないだろ、ディーン。君は人間なんだ。」

Deanはあらためて横に座るCastielの顔をしたEmmanuelを見る。
Emmanuel「君の友人はキャスというのか?変な名前だな。」

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Dean「すぐ戻るから待っててくれ。」
Deanはコンビニに車を停めるとEmmanuelを残し店内に入る。
携帯を取り出し棚を見ていると、店内のドアが開き、その足音がまっすぐ自分に向かっていることに気付く。
懐からナイフを取り出し構えていると黒い目をした男はいきなりDeanに飛び掛かる。
悪魔を殺すことには成功したものの、今の衝撃で携帯が壊れていた。
店内から出ようとするDeanの前に別の悪魔が2人立ちはだかる。
Deanはため息をつきながら2人に飛び掛るがナイフをはじかれ壁に吹き飛ばされる。
倒れるDeanに近づく悪魔。しかし突然悪魔が悲鳴をあげる。
その胸には背後から刺されたナイフの先端が突き出していた。
もう一方の悪魔はとり憑いていた男の体から急いで逃げ出す。
Dean「エマニュエル、遅ぇよこの野郎!」
Woman「それほどでもないわよ。」

倒れた悪魔の背後にいたのはEmmanuelではなくMegだった。

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彼女は悪魔たちが追っているEmmanuelと一緒にいるのがDeanだと聞いてやってきたという。
Meg「おもしろそうだと来てみれば、あなたと寄り添っていたのは死んだキャスティエルとうりふたつの男。
あの外のポンコツにいるかわいそうなキャスティエルはなにをしてるのかしら?」
Dean「聖歌を歌ってまわってる。」

悪魔でさえもCastielがどうやって生き延びたのかわからないようだった。
EmmanuelにCastielのことを話すなと念を押すDeanに、
MegはかつてCrowleyと共に兄弟に敵対していたことを後悔しDeanの力になりたいと言い出す。
しかしDeanはそんな言葉には動じない。
Meg「いい?厳密に言うと彼のことはまだ信憑性の低いウワサでしかすぎない。
でも治療された者が増えていけばそのレベルも変わるわ。
彼らが突つき始めたら天使の匂いなんて簡単にわかるんだから。」

Crowleyの計画はEmmanuelにあり、Crowleyを殺したいMegはただDeanに協力したいだけだという。
Meg「私はあなたを助けるために来たのよ。これって友達ってことでしょ。」
Dean「助けだと?害のないかわいそうなキャスが天使サイズの兵器に変わるかどうかたしかめるためだろ?」
Meg「あなたが彼を連れて聖歌を歌ってまわってるみたいにね。とにかく、本当にサポートはいらないわけ?
私だってあなたを信用してないわ。だけど私はエマニュエルの力を引き出せる。彼はあなたを信用してる。
一緒に手を取って乗り越えることはみんなの利益になるとは思わない?」
Dean「・・俺たちの目的はサムだ。回り道はない。」
Meg「いいわ。」

Emmanuelの待つ車に戻ってきたDean。
Megの顔を見た瞬間、Emmanuelが凍りつく。
Emmanuel「顔が!彼女もヤツらの・・!」
Meg「安心して。他とは違うの。あなたとも・・いい友達になれそうだわ。」


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SamはMarinと話をしているうちに彼女の見た死んだ兄は幻覚などではなくたしかに存在する幽霊だと気付く。
最初は兄の姿が見れて淋しさがまぎれた。
しかしやがて彼は凶暴になり、Marinを部屋に閉じ込めて火をつけ彼女を殺そうとした。
なんとか逃げ出せたものの、彼女はこの病棟に隔離され今も兄が現れるという。
兄の遺体は火葬されていたが、彼女は兄が手をケガしながら作ったというブレスレットを肌身離さずつけていた。
Sam「どこかでライターを手に入れられないかな?」

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助手席に座るEmmenuelは後部座席にいるMegが気になって仕方ない様子だった。
Emmanuel「この沈黙は居心地が悪い。なにか知っておいたほうがいいか?」
Meg「さぁ?ディーンはどう?」
Dean「ほっとけ。メグは人を気まずくさせる力があるだけだ。」
Emmanuel「大変だろうな。」
Meg「・・ただのディーンのジョークよ、エマニュエル。」
Emmanuel「・・あぁ、なるほど。」


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Marinが塩とライターを持って戻ってくる。
Samはドアをロックして床に塩でサークルを作るがLuciferが邪魔をする。
Sam「マリーン、君がやってくれ。ちょっとめまいが・・大丈夫、すぐにおさまる。」
Lucifer『そうだ。おまえの心臓が止まったらな。』

SamはMarinと一緒にサークルの中に入ると彼女のブレスレットを手に取る。
そこにMarinの兄の幽霊が現れ、部屋中のものを破壊する
急いでブレスレットに火をつけると彼はまたたくまに炎となって消えた。
Sam「早く・・早くここから出るんだ!」
Marin「ありがとう!」

走って出て行くMarinと入れ違いに看護師たちが現れ、Samをベッドに拘束した。
これ以上Samの治療が困難だと判断したKadinskyはショック療法を試すことにする。
Lucifer『おぉ、ロボトミーか?』
Kadinsky「サム、大丈夫だ。ここではロボトミーはやっていない。」
Lucifer『残念。』


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Samのいる病院に着いた3人。
しかし病院前には悪魔たちが待ち構えるように立っていた。
悪魔を殺せるナイフは1本だけ。
MegはDeanにあの悪魔たちを一体どうやって突破するつもりなのか、Emmanuelの前でわざとらしく聞く。
DeanはMegと2人だけで話しをする。
Meg「サムがあの中にいるのよ。あなたが昔の友人の姿をした新しい友人との時間を楽しんでるのはわかってる。だけど・・」
Dean「わりきれってのか?おまえはあいつが何をしたか知ってる。全部話してこれを乗り切りたいだけだろ?
あいつの心は折れてそのまま消えるぞ。」
Emmanuel「僕たちは知り合いなんだな。」

Emmanuelは2人の話を聞いていた。
Emmanuel「話してくれ。僕は大丈夫だ。」
Dean「なんでそんなことが言える?あんたは自分のことは知らないが俺はあんたを知ってる。4年間ずっと。」
Meg「あなたは天使よ。」

DeanがMegを睨む。
Emmanuel「すまないが・・僕は口説かれているのか?」
Meg「いいえ、種類のことよ。とても強力な種類。」
Dean「ウソじゃない。だから人を治せたんだ。食事も必要ない。まぁ、他にももっとあるだろうけどな。」
Emmanuel「・・・どうして、言ってくれなかったんだ?天使だったなんて素晴らしいじゃないか。」
Dean「そんなもんじゃない。血まみれで腐りきってる。素晴らしいものなんかじゃない。」
Meg「彼とあなたは一緒に戦ってたのよ。大親友だったわね、本当に。」
Emmanuel「友達だった?・・僕が"キャス"なのか?」

誰も答えなかったが彼にはその沈黙で十分だった。
Emmanuel「思いもしなかった・・すまない、君のことを思い出せない。」
Meg「あなたには力がある。悪魔たちを一掃できる力が。」
Emmanuel「しかしどうやるのか思い出せない。」
Dean「あんたの中にある。自転車乗るみたいに簡単なことだ。」
Emmanuel「どっちもどうやるのかわからない。」


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悪魔を追い払う方法がわからないまま、Emmanuelは一人で病院前にいる悪魔たちに近づく。
Demon「おまえ・・知ってるぞ。死んだはずだ。」
Emmanuel「あぁ、僕も聞いた。」

Emmanuelは悪魔の胸に手を置くがなにか違和感を感じ、その手を悪魔の額に当てた。
すると悪魔は悲鳴を上げて燃え尽きた。
悪魔を殺していくたびにEmmanuelの中に記憶が流れ込む。
Deanの前に初めて姿を現したこと、共に天国に反逆したこと、Samの精神を破壊させ、
Crowleyと共にPargatoryを開き魂を取り込んだこと。そしてそのせいで自らが死んだこと。
最後の悪魔を殺すと彼の失っていた記憶は完全に戻っていた。
Dean「キャス?」
Castiel「・・君を思い出した。すべてを。」


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Castiel「私は何をしていたんだ・・どうしてもっと早く言わなかった?」
Dean「サムがこの病院で死にかけてるからだ。」
Castiel「私のせいでな。なにもかも。私はここにいるべきじゃない。」

そう言うと彼は病院に背を向けて足早に歩き出した。Deanが追いかける。
Dean「キャス!キャス!メグ、おまえはここにいろ。キャス!全部思い出したなら今こそできる限りのことをするべきだろ!」
Castiel「私を擁護するな。天国での死者の数がどれほどか想像もできないだろ?地球ではどうだ?
ディーン、我々は友人と呼べるものではなかった。」
Dean「それがどうした。」
Castiel「私は死に値する。とてもやり直せることなどできない。なのにどうして私は生きていたんだ・・」
Dean「・・やり直すためかもな。」

Deanは車のトランクからあるものを取り出す。
Castielに渡されたそれはDeanが湖から拾い上げずっと保管していたCastielのコートだった。

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Samは担架の上で目を覚ます。連れて行かれた先にはショック療法に使われる電気ショックの機械があった。
いやがるSamに無理矢理機材を取り付けていく看護師。その目が黒に変わる。
Samは流れてくる電流にただ耐えるしかなかった。
悪魔がさらに電圧を上げようとしたとき、コートを着たCastielが現れ悪魔を殺した。
Samから器具を外すCastiel。
Castiel「サム、君の壁を壊すべきではなかった。私は君を治すために戻ってきたんだ。」
しかしSamを治そうと触れた途端にCastielの表情が曇る。
今のSamはCastielの力を持ってしても治せなかった。
Castiel「本当にすまない・・」

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Dean「治せないってどういうことだよ。」
Castiel「サムの中には精神を再構築するための材料が残されていない。」
Dean「なんでできないんだ?」
Castiel「すべてが粉々に砕け散っているからだ。彼の頭の内部で起こっていることのせいで精神の欠片が砕けた。」
Dean「・・・つまりなにもできないってことか?死ぬまでこいつはこのままだってのか?」

Castielはベッドに横たわったまま視線の定まらないSamを見つめる。
やがてなにかを思いついたようにSamに近づく。
Castiel「・・取り替えることができるかもしれない。」
Dean「取り替える?」
Castiel「あぁ。それならサムを元に戻せる。これが最善の方法だ。私なら大丈夫だろう。」
Dean「待てよ、キャス。なにする気だ。」
Castiel「サム、少し痛いかもしれない。もしかすると君に話すこともできなくなるかもしれない・・
君をこんな状態にしてすまなかった。」

Castielがそう話していてもSamの目にはLuciferが喋っているようにしか見えなかった。
CastielがSamの額に手を置くとSamが激しく苦しみ始める。
Samに浮き出た赤い光は手を伝いCastielに流れ込んだ。
Dean「サム?」
Sam「・・ディーン!キャス?本当にキャスなのか?」

正気に戻ったSamは先ほどまで見えていたLuciferが死んだはずのCastielだったことに驚く。
しかしCastielにSamの声は聞こえていなかった。
彼が見ているのはベッドにいるSamではなくLuciferだった。
Lucifer『久しぶりだな、兄弟。』

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病院から抜け出すSamとDean。
Sam「キャスをここに置いていけない。」
Dean「一緒にも行けないだろ。俺たちじゃあいつを守れない。この方が安全なんだ。
すべての悪魔がキャスが死んだことを知ってる。」
Sam「全員じゃない。ディーン、こんな"敵の敵は友達"みたいなこと、契約みたいだ。」
Dean「契約じゃない。」
Sam「じゃあなんだよ?」
Dean「両者に影響する破壊行為・・わかってる、彼女は友達じゃない。
俺たちに友達なんて作れない・・俺たちの友達はみんな死んだ。」

Deanは車に乗り込み、ため息をつきながらSamも乗り込む。

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Samの代わりにCastielが入ることになった病院。
院長室ではKadinskyが一人の女性を面接していた。
Kadinsky「あなたの素晴らしい経歴には驚かされます。どうしてこの病院で働きたいと?」
顔を上げた先にはMegが座っていた。
Meg「私はただ患者さんたちの手助けをしたいんです。彼らを見守り、乱れを直す。私はここで力を発揮できると思います。」
Kadinsky「私の病院にようこそ、マスターズ看護師。」


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Author:miku[el]
海外ドラマ・スーパーナチュラルをメインに好きな映画やその他ドラマについて好き勝手に書いています。天使フリーク。Spnはシーズン11について書いてますのでネタバレは困る!という方はお気をつけください!US放送済み分については予告なしでネタバレします。DVD発売後でもエピタイトルは原題で表記してます。英語が堪能ではありませんので、ブログ内はほぼ個人的解釈を含んだ意訳です。誤訳もあるかと思いますがご容赦ください・・
★拍手コメントのお返事は同記事のコメント内でさせていただきます。生存確認はツイッターまで。

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