Shoot At The Devil

―All evil bitches will see the two lights.

 
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Spn S9-13 The Purge 

こちらは自己満足で書いてみたエピまとめです。
意訳・誤訳・直訳が多いです。
とりあえずストーリー・あらすじ・ネタバレが知りたい方のみどうぞ。

全セリフ・トリビアなどはこちら→Super-Wiki

遅くなりましたすみません。ちょっといろいろありすぎました・・

バンカーのキッチン。Deanは疲れた表情でパソコン画面を見つめる。
Samが入ってくる。
Sam「昨日はちゃんとベッドで寝たのか?」
Dean「え?あ、いや・・"ルディ"を見て、それから、えーっと・・"許されざる者"も見て、
そしたら目が冴えすぎて眠れなくなった。だから・・調べてた」
Sam「ガドリエルのこと?」
Dean「それとメタトロンとカインの印とそれから・・コオロギ。事件も見つけた」
Sam「どんな?」
Dean「ミネソタで不審死。フードファイターがホットドッグの早食いコンテストの後に死んだ」
Sam「ノドをつまらせて?」
Dean「だといいんだけど。車の中にいるところを襲われた・・被害者は体重が136キロから40キロに激減」
Sam「魔術?」
Dean「それかとんでもなく強力な下剤のせいか。やるか?」
Sam「うん」
Dean「よし。すぐにシャワー浴びてくる。5分で準備する」
Sam「・・本当にいいのか、ディーン?」
Dean「なんでそんなこと聞くんだ?」
Sam「だって・・これはこの前俺が言ったこととは違うんだよな?」
Dean「俺たちが兄弟とは思えないってことか?うぬぼれるなよ、そんな簡単に許せるわけないだろ」
Sam「そう、よかった。俺はただ正直になっただけだから」
Dean「そうかよ、ハッキリわかったよ」


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兄弟は警察署で届いたばかりの検視報告書を開く。被害者の遺体はやせ細り風船のようにしぼんでいた。
Sam「本当にウェイン・マクナットは死亡直前まで136キロもあったんですか?」
Donna「正確には143キロ」
Dean「死因は?」
Donna「心停止。でもここだけの話、それはただの憶測。被害者は広範囲にわたって内臓にダメージを受けていた。
ひ臓の破裂、肝臓の損傷、肺の機能不全・・まるで被害者から吸い取られたみたいに」
Dean「掃除機で吸われたみたいな?」
Donna「えぇ。正直なところ・・私たちも参ってるのよ。こんなタイプの事件はここじゃ起こらない」
Sam「被害者に敵は?」
Donna「というより競争相手ね。名前は"スリム・ジム"モーガン」

Deanはすすめられたドーナツをかじる。口の周りについた白い粉を払うよう促すSam。
Donna「早食い大会の有名人よ、ウェインのようなね」
Sam「早食い大会?ここじゃ大きなイベントなんですか?」
Donna「当然よ。みんなが真剣に本気で取り組んでいて、何か月もトレーニングする。
あらゆるものを食べる、たとえば・・ベイクドビーンズにバッファローウィング、バターも」
Dean「バター?」
Donna「えぇ。時にはしっかり揚げたりとかね。今年だけでもウェインはバターとチキンとエビの大会で勝利した。
どうであれ、重要なのはウェイン・マクナットはスリム・ジムが唯一負かすことのできない相手だった」
Dean「それじゃ彼が容疑者?」
Donna「こっちも彼に目をつけたわ。でもスリム・ジムはウェインの死亡時刻にホットドッグ大会に参加してた。
15人の目撃者が彼のアリバイを証明してる」
Dean「マジ?」
Donna「えぇ」

二人は同時にドーナツをかじる。

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Jimの自宅。彼はボウルいっぱいのレタスをひたすら食べる。Deanがその様子を怪訝な表情で見る。
Jim「・・トレーニングなんだ。大会の準備を整えるためにレタスを食べて胃をストレッチさせてる」
Dean「・・・またひとつサラダに手を出さない理由ができた・・」

小声でつぶやくDean。
Sam「ウェイン・マクナットについてどれくらい知ってました?」
Jim「ずる賢くて卑劣なヤツだったってことくらいかな。こんなこと言いたくないけど、因果応報だ」

Deanは室内に飾られた呪術道具らしきものを見つける。
Dean「なかなかおもしろいな」
Jim「それはマーラの幸運のお守りなんだ」
Dean「マーラって?」
Jim「嫁」
Dean「奥さんは迷信深いのか?」
Jim「あぁ。彼女はロマニチャルだ」
Dean「ロマニチャル?」
Sam「ジプシーのこと」
Jim「でも彼女をそう呼ばないでくれ。それは略語だって言ってる。俺はほめ言葉だと思うけどね。
ジプシーはテレビで大流行してるし。"マイ・ビッグ・ファット・ジプシー・ウェディング"、
"シプシー・シスターズ"、"・・"キープ・アップ・ウィズ・ザ・カーダシアンズ"」
Sam「・・あの、トイレをお借りしても?」
Jim「どうぞ。2階のを使ってください。もうひとつのはマーラがシャワー中だから」

Samは階段を上がっていく。
Dean「・・あんた本当にたったひとつのホットドッグの差で負けたのか?」
Jim「あぁ」

2階に上がったSamがMalaの部屋を調べると、奇妙なシンボルが描かれた小さな革袋を見つける。
Malaがシャワーから出てくる前にSamはそれを回収して階下に戻る。
Dean「15センチ?フットロングか?」
Jim「捜査官、俺は容疑者か何かなんですか?令状がないなら・・」
Sam「おまたせ」
Dean「よし。それじゃモーガンさん、ありがとうございました。
何か思い出したことがあればこちらに連絡をください。この地域にいますので」

名刺を渡すと兄弟は家を出る。


モーテルに戻り回収してきたMalaの革袋の中身を調べる。
数本の髪の毛の束を掴み上げるDean。
Dean「ウェインらしき髪の毛に・・袋は魔法でいっぱい」
Sam「ロマニチャルの間ではその小さな袋はプッツィーバッグっていうらしい。魔術のために使われる」
Dean「つまりマーラは夫が出場する大会で魔術を使った?やせ細っていくために?」
Sam「スリム・ジムはこのことは知らないと思う」

部屋のドアがノックされる。Deanは銃を構えて外をのぞく。
ドアを開けるとMalaがいた。
Mala「私の物を持ってるでしょ」
彼女を部屋に入れ、問い詰める。
Mala「私がウェインを殺したですって!?私は彼を愛してた!」
Sam「それじゃ二人は・・」
Mala「そうよ。実際、私たちの関係は何年も続いてた」
Dean「失礼なことを言うつもりはないんだけど・・なんでウェイン・マクナットがタイプなんだ?」
Mala「時に少しの安らぎを与えてくれる」
Dean「・・なるほど、素晴らしいクッションみたいな・・」
Sam「ウェインを愛していたならなぜ彼に呪いを?」
Mala「呪いじゃないわ。プッツィーバッグは祝福のためにも使う。私はウェインに勝ってほしかった・・
優勝賞金を獲得したら夫と即離婚してオーランドで彼と結婚する計画だったのよ。
ウェインはよく私のことを"ジャスミン姫"って呼んでくれてたのに・・」



翌朝、ジムで新たな被害者が発見される。
Sam「死亡直前の被害者の体重は?」
Officer「74キロ」
Dean「つまり81キロか・・女は体重と年齢にはウソをつくもんだ、周知の事実だろ」
Sam「この前のウェイトレスには自分は29歳だって言ってなかったっけ」
Dean「・・だったな」
Officer「他に何かあります?」
Sam「ハンスカム保安官はどちらに?」
Officer「すみません、彼女は休みに入ったんです。休暇をとるには時間がかかるでしょ?」

現場に残った兄弟。
Sam「これで被害者が二人、手がかりはありふれたことを除いてなし」
Dean「エクレアへの愛情だな。これ見てみろ」

Deanが被害者のパーカーの裾をめくる。腰の辺りに火傷のような赤い円形の痕。
Sam「なにこれ、アザ?」
Dean「かな」
Sam「体重をなんとか落とさなきゃいけなかったんだろ?もしこれが吸引の痕なら?」
Dean「吸引の痕?それって・・チェンジリングの?」
Sam「そう。でもチェンジリングは子供の命を奪わないし、被害者たちに子供はいない」
Dean「それにウェイン・マクナットにもこの痕があったのかわからない」
Sam「俺たちが見逃さなかったら」
Dean「そうだ」

Deanの視線の先にはトレーニングウェア姿の女性スタッフ。
Dean「よし、二手に分かれた方がいい。どっちか一人が遺体安置所に行って、残りがここでスタッフに話を聞く」
SamはすぐにDeanの目的に気づく。
Sam「俺が残る」
Dean「それはぜったいない」
Sam「なんで?」
Dean「おまえが女の周りをうろついてたらあやしいだろ」
Sam「あやしいってなんだよ」
Dean「おまえは場違いでおかしい、サムはおかしい。悪いな、俺はただ正直になっただけだ」


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女性スタッフに話を聞く。
Dean「それじゃ君は昨夜、最後までジムにいたんだね?」
Staff「えぇ、でもちゃんと施錠しなかったんです。キャロルがまだトレーニング中で私は・・デートがあったから。
彼女をだましたくなかった。彼女は結婚式のために過酷なトレーニングを続けてて・・
私はカギを渡してトレーニングが終わったら施錠するように言ったの」

遺体が運び出される。
Staff「私のせいだわ!」
Deanは後ろを振り向いた彼女の腰辺りに被害者と同じ赤い痕があることに気づく。


モーテル。Samが帰ってくる。
Sam「ただいま」
Dean「何か見つかったか?」
Sam「ウェインは酷い状態だったけど、首の後ろ、ちょうどえり足のところに吸引の痕があった。
キャロルとまったく同じものが」
Dean「被害者二人に痕があってあのホットなトレイナーにもあった」
Sam「でも彼女は細身で、それに生きてる」
Dean「最近大減量したとこらしい。その痕について聞いてみたら急に黙っちまって、困ってた。
それで調べてみたら、彼女は先月二日間ここにいた」

DeanはSamにあるスパのサイトを見せる。
Sam「"キャニオン・ヴァリー"?」
Deanがクリックすると男女二人の経営者がスパを紹介する動画が流れる。
Sam「・・ここからどれくらいかかる?」
Dean「二時間」



Sam「僕たちはオンラインの評価に本当に感動したんです」
Dean「えぇ、強烈なものでした」
Maritza「あなたたち二人ともパーソナルトレーナーの免許は持ってるの?」
Sam「えぇ」
Dean「パーソナルトレーナー兄弟。ハンスとフランツみたいな」
Larry「それで君たちはどういった資格が・・」
Dean「人に汗をかかせること!それで次々大成功!それが俺たちのやり方!」
Sam「えーっと・・兄が何を言おうとしてるのかというとですね、
つまり僕たち二人にはフィットネスへの情熱があるということです。人々を助けることにも」
Maritza「私たちもよ。事実、私たちが初めて会ったのもそういうことなの」
Larry「ペルーにいたとき僕がマリッサの最初のクライアントだったんだ。就学ビザでいたんだけど
ホームシックでストレスがたまってね。食欲に走ってしまった」
Maritza「家くらい大きかったんだから」
Larry「本当なんだ。心臓発作を起こす寸前だった。でもこの・・神が遣わせた素晴らしい女性が
僕を健康的な人間に鍛え上げてくれた・・」

Larryは突然武術の型を取り始める。唖然となる兄弟。
Larry「話がそれてしまったね、いいニュースは我々は君たちを雇う。残念なニュースはトレーナーの枠はひとつだけ・・
君はほかの部門でもいいかな?」

指をさされたのはDeanだった。
Dean「へ?」


Deanはエプロンを着け、ヘアネットをかぶってキッチン係となっていた。
トレーナー姿のSamがやってくる。
Dean「・・その恰好似合ってるぞ」
Sam「そのヘアネット似合ってるよ」
Dean「なんで俺がランチ係なんだよ」
Sam「食べ物に囲まれてるのに不満があるのはいつぶり?」
Dean「これは食いもんなんかじゃねぇよ」
Alonso「おい、新人。トレーナーといちゃついてないで仕事しろ」
Sam「それじゃ俺はあと5分でアシュタンガヨガの教室が始まるから」
Dean「おまえにヨガのことなんかわかるのか?」
Sam「ベンディとデートしたのはディーンだけじゃないってこと」

Samはヨガ教室に向かう。Deanはしばらく考える。
Man「ねぇ、オートミールあるかな?」
Dean「・・あるといいんだけどな。ここにあるのは・・トウフだ。あれはなんだ?パンケーキか、いやトウフか」


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Maritzaがマッサージルームに1人の女性を通す。女性は休暇をとったDonna保安官。
Donna「・・幼稚なこと聞くようだけど、このマッサージは痛いの?」
Maritza「とんでもない。カッピングは吸引の痕が残るだけです。少しアザになりますが」
Donna「カッピング?」
Maritza「古代中国の秘法でセレブのみなさんが全員しています。毒素を吸出して代謝を促進させます。
気持ちいいですよ」

Donnaはうつぶせになった途端大きなあくびをする。
Donna「・・ごめんなさいね、ここってすっごく落ち着くわ」
Maritza「アロマのせいですよ。ラベンダーにはリラックス効果があるんです」

やがてDonnaが寝息を立て始める。カッピングを終えたMaritzaはDonnaの腰辺りに顔を近づけると
大きく開けた口から吸盤のような長い触手を出し、Donnaの肌から直接何かを吸い上げた。


厨房。携帯電話をいじるDeanにAlonsoが布巾を投げつける。
Alonso「おい、今は掃除の時間だぞ」
Dean「・・腹ペコだ。食い物は?」
Alonso「クライアントと同じものを」
Dean「このウサギのエサを食えって?」
Alonso「ウサギのエサじゃない。スーパーフードだ」
Dean「俺は食わねぇ」

仕方なくボウルを拭くDean。Alonsoが何かが入った大きなボウルを持ってくる。
Alonso「ここじゃ俺たちは手本だ」
Dean「これも手本?」
Alonso「俺たちのものじゃない、マヌケ。これはクライアントのだ。スパの日はプリンが許可される。
本当のトレーニングが始まる前の有終の美みたいなもんだ。仕事しろ」

AlonsoはDeanにスプーンを渡すと厨房を出ていく。一人きりになったDeanはプリンの味見をする。
Dean「・・どうやら・・俺もスパの日らしい」
プリンの入った容器をポケットに入れる。


Samの指導の元、参加者たちは腕立ての状態。
Sam「いいですよ、みなさん。そのまま・・下向きの犬のポーズで。5分間維持してください」
Man「5分!?いつもは30秒だぞ」
Sam「そうです、30秒で。それじゃえーっと・・みなさんのフォームが合ってるか見て回りますね・・
筋肉のコアを引き締めるように・・」

Samは全員の腰に同じ赤い吸引の痕を見つける。


Deanは仕事をサボり倉庫でプリンをたいらげる。
立ち上がろうとしたとき突然めまいが起こり、完全に立てなくなる。
ヨガ教室を終えたSamの前にDonnaが乗った車いすを押してきたLarryが来る。
Donnaの顔を見た瞬間、Samの顔色が変わる。
Larry「ヨガ教室はどうだった?」
Sam「えーっと・・素晴らしいものでした・・」
Donna「・・フレリー捜査官?こんなとこでなにしてるの?」
Larry「フレリー捜査官?」
Sam「さぁ、俺にはなんのことだか。この人はちょっと勘違いしてるんじゃないかな」

タイミングよくSamの携帯が鳴る。
Sam「あぁすみません、電話に出ないと」
相手はDean。
Dean「サミー・・」
Sam「ディーン?どうしたんだ?」
Dean「助けてくれ」
Sam「どこにいるんだ?ディーン!」

ぼやける視界で自分が倒れ込んでいる袋の文字を読むDean。
Dean「・・"さつまいも"!」
そのままDeanは気絶する。Samは急いで厨房に向かうが誰もいない。
Sam「ディーン!」
地下に降りDeanの名前を呼びながら探す。
Sam「ディーン!」
Dean「・・サミー」

声がした部屋のドアを開けるとDeanが倒れていた。
Sam「ディーン!おい!起きろ!」
Dean「・・おまえ、時間かかりすぎ」
Sam「何があったんだ!?」
Dean「盛られた」
Sam「盛ら・・何を?」
Dean「プリン・・・クライアントのためのもんだったけど・・抵抗できなかった」
Sam「これって・・塩キャラメル?」
Dean「そうだ・・どっちも世界最高の言葉だ、しょっぱいのとあまいの」
Sam「そうだね・・ここにいろよ」
Dean「待て待て、俺も一緒に行く・・」

しかし体を起こすこともできない。
Dean「よし、行って来い・・すぐに追いつくから・・」


厨房に戻ったSamは料理中のコックを捕まえる。
Sam「プリンに何を入れた!?」
Chef「落ち着けよ!低カロリーのものだ。無脂肪ミルクに海塩と・・」
Sam「原料のことじゃない、特別なものだ」
Chef「サプリだよ!」

Deanの元に戻ったSam。
Dean「サプリって?」
Sam「代謝を促進させるものだって。ラリーとマリッサが作った」
Dean「これは"サプリ"なんかじゃねぇぞ。ルーフィーだ」
Sam「なんでルーフィーがどんなものか知ってんの?」
Dean「なんで知らねぇんだよ?おまえは俺がホテルのバスタブで腎臓取られて死にたいなんて思ってんのか?
チェチェンで?」

エナジードリンクを飲み干すDean。
Dean「ヨガ教室でなんか見つけたか?」
Sam「あぁ、"ボディ・スナッチャー"だ。参加者全員に吸引の痕跡があった」
Dean「・・いったいここで何が起こってるんだ?」


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兄弟はDonnaに話を聞く。
Donna「あなたたちを見捨てたわけじゃないのよ。でもここに来るのを半年以上ずっと待ってたから。
その価値はあった・・もう5キロも減っちゃった!」
Sam「・・1日で?」
Dean「悪気はないんだけど、たった1日で5キロも落ちるなんて少しもおかしいと思わないのか?」
Donna「・・去年、夫が出ていった。彼が言うには私がクッキー入りミルクシェイクを
自分よりも愛しているからだって」
Sam「・・お気の毒に」
Dean「ダグは最低だ。あんたにはもっといい人がいるよ」
Donna「ありがとう。でも彼は正しかった・・私にはつらい時間だった・・
自分の痛みを消化するのは自分だなんて誰が言ったの?私には無理だった、がぶ飲みしちゃった。
どんなことをしても・・もう一度自分はキレイだって思いたかった。そしてキャニオン・ヴァリーがやってくれた。
唯一の質問は・・あなたたちはここで何してるの?」
Dean「俺たちは・・えーっと、潜入捜査だ」
Donna「そうでしょうね」
Dean「キャニオン・ヴァリーと街での殺人事件に繋がりがあると見てる」
Donna「繋がりって?」
Sam「吸引の痕跡」
Donna「それってこんなの?」

Donnaは兄弟に背中を見せる。
Sam「どこでそれを?」
Donna「治療法よ、カッピングっていう」
Dean「カッピング?」
Donna「えぇ。痛いのかと思ってたけど最初から最後までずっと熟睡。
起きたら服のサイズが二つも落ちてたわ」
Dean「カッピングの前にプリンとか食べた?」
Donna「当然。ボウルまで舐めちゃった」
Sam「ドナ、誰が治療したか覚えてる?」
Donna「えぇ、もちろんよ」



顔色を変えたLarryが慌てた様子でMaritzaに話しかける。
Larry「あの新人たちはトレーナーなんかじゃなかった」
Maritza「何の話なの?」
Larry「ちょっと探ってみたんだ・・車のグローブボックスにこれがあった」

Larryが箱を開けると中にはSamとDeanの偽FBIバッヂや偽保安官バッヂ。
Maritza「FBIなの?」
Larry「もっとマズい・・ハンターだ」
Maritza「どうしてハンターがここに?」
Larry「おそらくこれのせいだ」

新聞の切り抜きを見せる。それはクライアントだったWeinが殺された記事だった。
Maritzaの顔色が変わる。
Maritza「もしかして・・」
Larry「そうだと思う」
Maritza「どうすればいいの?」
Larry「落ち着いて。僕がなんとかする。君は証拠を消してくれ」



Maritzaは冷蔵からビンを取り出し名残惜しそうにしながらも中身を捨てる。
二つ目のビンを持った彼女はその中身に口から触手を伸ばす。
その背後に銃を構えたDeanが現れる。急いで触手を引っ込める。
Dean「・・俺は健康オタクじゃねぇけどそれは・・体に悪そうだ」
DeanはイスにMaritzaを拘束する。
Dean「よし、話せ」
Maritza「これはあなたたちが考えてるようなことじゃない。私は殺人者じゃないわ」
Dean「じゃあおまえは何者だ?」
Maritza「私はピシュタコ」
Dean「・・フィッシュ・タコ?」
Maritza「ピシュタコよ。意味は"ペルーの脂肪を吸引する者"」
Dean「聞いたことねぇな。つまりおまえはヴァンパイアみたいに尖った牙でセルライトを吸い取るのか?」
Maritza「ヴァンパイアは相手を殺す。私たちはただ・・寄生してるだけ」
Dean「この件じゃ・・」
Maritza「誰も傷つけてないわ!・・ラリーと私がここを始めた理由よ。
私たちは人間の体重を落とす手助けをして食事をする。共存してるのよ」
Dean「おまえが二人を死ぬまで吸い取るのを除いてな」
Maritza「それは私じゃない」
Dean「それなら誰がやったんだ?」
Maritza「・・・アロンソ」
Dean「カフェテリアの?」
Maritza「兄なの」


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LarryはカフェテリアにいるAlonsoに詰め寄る。
Larry「おまえに見込みがないのはわかってた。妹とは違っておまえは弱い」
Alonso「俺も会えてうれしいよ、ラリー」
Larry「どうして彼女にこんな仕打ちができるんだ?僕たちに!」
Alonso「なんのことだ?」

Larryは厨房に戻るAlonsoを追いかけ、新聞記事を見せる。
Larry「これだ」
Alonso「・・あぁ、それか」
Larry「あぁ、これだ。この記事の意味がわかってるのか?どうなんだ?ハンターがここにいるんだぞ!」
Alonso「おまえのせいだろ、ブランコ!俺を飢えさせてさえなかったら・・」
Larry「いいか、バケモノ!おまえの妹と僕はこの活動のために何年も費やした。
僕がおまえの大食を台無しにしたと思ってるなら大間違いだ。出て行ってくれ、今すぐに」
Alonso「俺はマリッサを置いていかない」
Larry「いいことを教えてやる。彼女もおまえにいてほしくないんだよ・・
おまえが出て行こうとも、僕がそうさせようとも・・」

Samが廊下を歩いているとどこからか男性の悲鳴が聞こえる。
厨房を覗くとLarryが血を流して死んでいた。


MaritzaはSamからLarryが殺されたことを聞かされ涙を流す。
Maritza「・・もっといい方法を見せたくて私がペルーからアロンソを連れてきたの。
もっと文化的な方法を見せたくて・・私たちがモンスター扱いされないのはひとつの場所だけ。
人間と共存する秘訣はバレない量だけ食べるしかない」
Sam「アロンソは食事量を制限できなかったんだな?」
Maritza「えぇ・・治療中、クライアントを殺しかけた。脂肪を取りすぎて。私は兄をキッチン係に追いやった。
人間との接触は禁止、食事はビンに入ったものだけ。
でも兄は私がそれ以上のものを奪ったと言って・・より空腹になったって。3人の人間が死んでしまった・・夫まで・・」

泣き崩れるMaritza。
Sam「アロンソは今どこにいる?」
Maritza「地下・・かも。ほとんどの時間をそこで過ごしてるから」

SamはMaritzaに背を向け、Deanに小声で話す。
Sam「・・彼女はどうする?」
Dean「どっちの味方かハッキリするまでこのままにしておく」
Maritza「私はあなたたちの味方よ」
Sam「それならアロンソを殺す方法は?」

兄弟はナイフを手に明かりの消えた地下に入っていく。
暗闇の中、二手に分かれ懐中電灯の明かりだけを頼りに調べていくと
SamはChefの遺体を見つける。その傷口はLarryと同じもの。
その部屋を調べていると突然クローゼットがSamの上に倒れる。
押したのはAlonso。
Alonso「おまえとあのマヌケにチャンスはない。脂肪は俺たちを強くする」
Sam「おまえを裏切ったことを妹は弁解しなかったぞ」
Alonso「ウソだ!」

Alonsoの口から触手が伸びる。Samはそれをはじき、クローゼットごとAlonsoを押し上げる。
懐中電灯を拾い、ナイフを握りなおすがAlonsoの姿が見えない。
Sam「妹の夫を殺した後・・おまえは彼女にとっても恐るべきものになったんだろうな」
AlonsoがSamに飛びかかる。Samは抵抗するが力の差に押し倒され、馬乗りになったAlonsoの口から触手が伸びる。
そこにDeanが現れ、ナイフで触手を切ると途端にAlonsoは動かなくなる。


警官たちから事情聴取を受ける兄弟。その中にはDonnaの姿もあった。
Samは一人、フロアのソファーで茫然としているMaritzaに声をかける。
Maritza「警察にはなんて説明したの?」
Sam「いつも通りのこと。逃亡中のサイコキラーがやった。警察はいつもそれで納得する」
Maritza「今日一日で家族全員失った・・」
Sam「・・お気の毒に」

DeanがSamを呼ぶ。
Dean「ここから警察が引き上げたらこの件を家族の内輪もめのせいにする」
Sam「・・待てよ、ディーン。マリッサは殺さないぞ」
Dean「彼女はモンスターだ」
Sam「そうだ、俺たちを助けてくれたモンスターだ」
Dean「おまえが割り切ったビジネスを続けたいって言ったんだぞ。俺が見た限り、モンスターを殺すのがビジネスだ」
Sam「俺たちの関係をビジネスと割り切りたかったんだよ。でも俺にはまだ心がある。
俺がガドリエルに憑依されてたとき、もしハンターに出くわしてたらどうなってた?結局俺も死んでた。
俺にはそれがふさわしかった?死ぬのがふさわしかった?」
Dean「・・・じゃあ・・ペルーへの片道切符か?」



バンカー。再びキッチン。
Dean「なぁ、」
Sam「なに?」
Dean「あの日、おまえが言ったことだけどさ」
Sam「気にしてないと思ってた」
Dean「サム、俺はおまえを助けた。あの教会でも、病院でも。俺は最初から最後まで物事を考えないかもしれない。
でも俺がやることは、それが正しいことだからやるんだ。俺はまたやる・・」
Sam「・・それが・・問題なんだよ。ディーンは自分が俺の救世主だと思ってる、兄で、ヒーロー。
突然割り込んできて、混乱してるときでさえ自分がやってることは価値のあることだって思ってる。
悪いことよりももっといいことをしてるっていう確信がある・・・でもそうじゃないんだよ。
ケヴィンの死、クラウリーの解放、天使に対抗することもできない。教えてくれ、俺が生きる利点は何なんだ?」
Dean「冗談だろ?おまえと俺、一緒に戦うことだ」

Samは大きなため息をついて部屋に戻ろうとするがDeanの向かい側に座る。
Sam「一度でいいから俺に正直になってくれ。ディーンは俺を思って助けたんじゃない、自分のためにやったんだ」
Dean「何の話だよ」
Sam「俺には死ぬ覚悟があった。覚悟してた。俺は死ななきゃいけなかったんだ。
でもディーンは・・一人になりたくなかった、要約すればすべてそういうことだ。一人になることに耐えられないんだ」
Dean「わかったよ」

Deanはたまらず席を立つ。
Sam「これだけ教えてあげるよ。自分が傷ついていない限り、ディーンは犠牲にすることをいとわない」
Dean「わかった、正直になってほしいんだな?・・もし状況が逆で俺が死にかけてたら、おまえも同じことをしてた」
Sam「・・・違うよ、ディーン・・・俺はしない。同じ状況でも・・俺はしない」

Deanは言葉をなくす。

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テーマ : 海外ドラマ(欧米)    ジャンル : テレビ・ラジオ


Comments

やはり、サムは兄貴に対しては不器用だな。
サムは、自身も罪の意識に耐えきれないわけだ。
自分のせいで、皆死んじゃう。
兄貴は、そんな自分を一番に思って選んでしまう。
そのせいで、いつもいつも兄貴を含めた
皆が傷ついちゃうんだ。
それなら、オレなんかいない方がいいんだ。兄貴に嫌われたら、オレに愛想尽かせたらきっと、不幸も終わる。
私はそう捉えました。
だけど、その兄を思ってのサムの冷淡な言葉は逆効果だということを、サムは知らなければならない。
ウィンチェスター兄弟二人ともが毒だと言うこと。今のままでは
>はつきさん
あーまさにその通りです。
DeanにはSamが大事すぎるからすべてを投げ出しても助けてしまう。
それがSamを苦しめてることにDeanは気づいてないからSamは苦しい。
ちゃんとお互いのことを考えてるというか考えすぎてるから
こんなことになるんですね、この兄弟は・・
はじめまして、こんばんは。らいと申します。
乏しい英語力ながら海外のサイトでストーリーを追っていたのですが、13話放送後ファンの皆さんが騒然としていたので何事だろうと気になり、こちらにお邪魔させていただきました。翻訳ありがとうございます。

私はこの二人は兄弟というより自我の境界が曖昧な母子のような関係だなと思っていたんですが、今シーズンはそれが顕著ですね。そして問題はまた共依存に立ち返るのでしょうか。
S5では、サムが自分の失敗を自分で責任をとる、その決断をディーンが認めて自分の庇護下からサムを解放する、という流れでお互い自立に踏み出したと思っていたんですが。
ただ今回はサムがディーンを突っぱねて距離をとることで踏みとどまろうとしているように見えます。こんな辛そうなディーンを見るのはは心が痛むのですが、他人の人生を生きているような面がある彼は、今こそ自分と向き合うべき時なのかな、とも思います。
>らいさん
騒然となってましたか・・たしかにあれは騒然となりますね・・
共依存の関係ですね。家族というのはそういうところもありますがこの兄弟は特に。
Deanは完全にSamに依存してますし。
兄弟はくっついたり離れたりを繰り返してるから
今回はその「離れたり」のパートだと思ってますが
Deanにはつらすぎるんでしょう、Samの自立も自分の自立を認めるのも。
ハンターとしか生きられないDeanには相棒でもあるSamの存在が必要不可欠ですし。
時々Samの自立を認めるときもありますけど結局引きずり戻しますからね。
なんだかんだあっても最後には打ち解ける、一緒にいるってわかっててもツライですね・・

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miku[el]

Author:miku[el]
海外ドラマ・スーパーナチュラルをメインに好きな映画やその他ドラマについて好き勝手に書いています。天使フリーク。Spnはシーズン11について書いてますのでネタバレは困る!という方はお気をつけください!US放送済み分については予告なしでネタバレします。DVD発売後でもエピタイトルは原題で表記してます。英語が堪能ではありませんので、ブログ内はほぼ個人的解釈を含んだ意訳です。誤訳もあるかと思いますがご容赦ください・・
★拍手コメントのお返事は同記事のコメント内でさせていただきます。生存確認はツイッターまで。

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