Shoot At The Devil

―All evil bitches will see the two lights.

 
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S10-11 There's No Place Like Home


かわいいよCharlieかわいいよ(*゚∀゚*)

バンカー。電話中のSam。
Sam「・・わかった、また連絡してくれ。キャス、ありがとう」
Deanがエッグホワイトオムレツの乗った皿を乱暴にSamの前に置く。
Sam「作ったの?」
Dean「チャンピオンたちの朝食・・おまえみたいなダサいやつにはぴったりだ」
Sam「7時過ぎまで寝てたの?」
Dean「まぁな。カインの印の答えが見つかるまで、不摂生しないように12段階のプログラムを組んだ」
Sam「12段階?」
Dean「カインがダークサイドに落ちた後に印と共存する方法を見つけてたなら、俺も印を妨害する方法を探すまでだ。
だから1週間の断酒、毎晩8時間の睡眠、そしてこのオムレツが・・最高傑作」
Sam「それじゃ3段階だけど」
Dean「黙って食え」

オムレツを同時に食べるSamとDean。
Sam「・・・うまい・・最高だ」
Dean「・・まずい。さっさとこの邪悪なトランプ・スタンプを消して、俺は酒とハンバーガーと・・酒の生活に戻る。
何か手がかりは?」

Samは両手を広げる。二人は手がかりを求めて資料を漁る。
パソコンを見るSam。
Sam「・・なんだよこれ・・」
Dean「カイン?クラウリー?」
Sam「チャーリーだ」
Dean「オズから戻ったのか?連絡ないぞ」
Sam「忙しかったみたい」

画面には隠し撮りされたと思われる映像。Charlieが両手を縛られた男性を痛めつけている。
Dean「どういうことだ?」
Sam「何か変わった情報がないか調べてたんだ。そしたらこの拷問されたっていう被害者の話を見つけた。
この映像は隣の家の子供が撮ったものらしい」
Dean「今何て言った?チャリーが相手を拷問?あのチャーリーが?」

DeanはCharlieに電話をかける。
Dean「・・早く出ろよ、チャーリー・・」
Sam「この男性・・チャーリーがジャック・バウアー化したこの被害者はピーター・ハーパー」
Dean「・・出ないな」
Sam「彼はトピカの州検察官らしい。記事によると・・この地域で襲われたのは彼だけじゃない。
前夜には法廷速記者が襲われてる」
Dean「チャーリーは理由もなくキレたりしないだろ」
Sam「俺もそう思うけど、でもこの映像じゃ・・」
Dean「それはわかってる。でもこれだけを見るなら俺たちがやってることと大差ない。
彼女は狩りをしてるのかもしれない。このバカに何があったか聞きに行くか」

自室で荷物の準備をするDean。鞘から抜いたナイフを凝視する。震える右手。
Sam「準備できた?」
Dean「あ、あぁ。やるぞ」


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Sam「襲われる前になにかおかしなことに気づきませんでした?おかしな匂いとか変な音とか」
Peter「いや、何もなかった。私はベッドに入るところだったんだ。あのイカれた女が突然飛びかかってきて・・
昔、私が扱ったある事件のことを知りたがってたよ。
飲酒運転による追突事故だった。追突された車の運転手は亡くなり、同乗者はその場で脳死と診断された」
Dean「ミドルトン夫婦。二人には12歳の娘がいた。彼女を迎えに行く途中だった」
Peter「そうだ。なぜそれを?」
Dean「FBIで勉強した」
Peter「この事件は裁判にならなかった。証拠を確認する前に、すべてのファイルが封印された」
Sam「どうしてそんなことが?」
Peter「わからん。だが今朝見てみたら、どこにもその事件の記録が残ってなかった。
犯人を逮捕した警官はすでに亡くなっているし、何も残ってないんだ、このファイル以外は。
娘に関するファイルだ。正直なところ、何の手がかりにもならないぞ。
彼女は今までずっと行方不明だった」
Sam「その事件について他に思い出すことはありませんか?名前とか」
Peter「いや、警察にも言ったんだがもうずいぶんと昔のことだからな。残念だが」
Sam「・・もう一人の被害者、速記者についてですが、彼女は言ってました。
犯人はある名前を言うまで自分を解放しなかったと・・あなたの名前ですよ」
Peter「・・それが私が自宅で襲われたことと何の関係が?」
Dean「あんたは誰の名前を吐いた?」
Peter「言っただろ、全部警察に話したとおりだ。現れた女に容赦なく殴られた。
だが私は誰の名前も言ってない、知ってることは他に何も・・おい、何するんだ!」

DeanはPeterにつかみかかる。
Dean「吐けよ、クソ野郎!」
Peter「私は被害者だぞ!」
Dean「吐け!」
Peter「わかった!わかったよ・・」

DeanはPeterから離れる。大きく息を吐くPeter。
Peter「・・事件に関するファイルが封印されたあと、大金が振り込まれた」
Dean「名前を言え」
Peter「金は海外の口座からで・・」
Dean「名前を言え!」
Peter「検察官の資格をはく奪される!」
Dean「・・そんな心配は大したことじゃなくなるぞ、ウソじゃない」
Peter「・・バーバラ・コードリー議員」



Sam「セレスト・ミドルトン・・セレスト。それがチャーリーの本名だ。
自分の家族をめちゃくちゃにした人間を探してるんだろう」
Dean「チャーリーを責められるか?手が付けられなくなる前にあいつを見つけるしかない」

一件の家のドアをノックする。出てきた女性。
Sam「バーバラ・コードリーさん?」
Barbara「なにか御用ですか?」
Sam「ガブリエル特別捜査官とこちらはコリンズ特別捜査官です。入ってもよろしいですか?」
Barbara「どういうこと?」
Sam「ミドルトン夫妻が巻き込まれた飲酒運転事故について、いくつかお聞きしたいことがあります」
Barbara「なんのことかわからないわ。悪いけど、休暇中なの。
アポの予約なら私のアシスタントに遠慮なく言ってちょうだい。あなたたちなら彼女も予定に入れるでしょう」

Barbaraはドアを閉める。
Dean「・・あやしすぎ?」
Sam「そうだね」

兄弟は家の前で張り込む。SamはCharlieのファイルを読み、Deanはケールのサンドウィッチをかじる。
すぐに大きなため息をつく。
Dean「・・・何なんだよ、ケールって」
Sam「"反権力に対する障害、うつ病、突発的な暴力性"・・チャーリーは・・」
Dean「なぁ、もし精神科医がその年の俺たちに面談したら、子猫と虹の話だけのレポートになると思うか?
あいつはいいヤツだ。これには理由があるはずだ。それしかない」

家の中から悲鳴が聞こえる。兄弟はドアを蹴破り急いで中に入る。
銃を手に進んでいくと、そこにはBarbaraを羽交い絞めにして後ろからナイフを突きつけているCharlieの姿。
Charlie「私がロケットとグルートに見つかるなんてね」
Sam「彼女を放すんだ」
Charlie「誰のこと?あぁ・・こいつ?」

CharlieはBarbaraを殴る。
Sam「こんなことするな」
Charlie「答えが欲しいだけよ」
Dean「そのためにいつから人を襲ってるんだ?いったいオズで何があったんだよ」
Charlie「望んだものすべて。アドベンチャーも。この短剣も手に入れられた」
Sam「チャーリー、」
Charlie「サム、ホントに可愛いわ。あんたは私に手を出せない。あんたの問題点は・・善人のルールね。
口先だけで何もしないってとこ。もったいない。
それからそっち。あんたはずっとこのアホウドリに自分を引きとめさせてる」
Dean「もういい、わかった。なにが起こってるのか俺にはわからない。でもこんなことはおまえらしくない」
Charlie「あら、もちろん私よ」
Dean「チャーリー、ナイフを下ろして彼女を解放しろ。おまえを傷つけたくないけど、こんなことさせるわけには・・」

Charlieは突然Barbaraを突き放すと逃げる。Deanがドアに向かう彼女を後ろから飛びついて引き倒す。
暴れるCharlie。
Dean「やめろ!」
Charlieは絞め技で馬乗りになったDeanの動きを封じ逃走する。
Dean「サム!」
外に出たDeanの目の前をCharlieの車が走り去る。
インパラに乗り込もうとするが前輪がパンクしていた。
Dean「あいつ!」
後方から別の車が近づく。運転していたのは今去ったはずのCharlie。
Charlie「元気だった?」
笑顔のCharlie。状況が理解できないDean。そこにSamもやってくる。
Charlie「・・わかってる。えーっと、いろいろ話さなきゃいけないみたい」

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バー。
Sam「二人のチャーリーがいて、一人が善でもう一人が・・悪?」
Dean「あっちのおまえはニンジャのたぐいか?」
Charlie「まぁ、彼女はタフだから」
Sam「俺たちが解決したのはドロシーやオズ、黄色いレンガ道の世界だった。なのに・・」
Charlie「戦争があったのよ。エメラルドシティーをめぐっての戦争。最高だったんだけどね・・状況が変わるまでは。
こっちが負けそうになっちゃって、それで・・魔法使いと契約したの。オズの魔法使いと」

状況がのみ込めない兄弟。
Charlie「・・ローブを着て奇妙なマスクをつけてる最低なヤツ。楽しかったけど。
魔法使いは勝つためには私の邪悪な部分を解放しなきゃならないって。文字通りの意味で。
彼はオズの世界の中心を開くカギを使った。
そのカギは魂のドアを開けて、そこから邪悪な部分を解放させる。
私たちは肉体的に繋がってるの。彼女を傷つければ私も同じ傷を負う。
でも大事なのはあっちは悪でこっちは善ってこと。
これだけは言わせて、いいコでいるのは本気でうざい。
普通だったらハーベイ・ウォールバンガーで酔っぱらって、あのバーテンダーのお尻を眺められるのに・・
今の私がしたいことはソーダを飲んで彼女を見つめることだけ」
Dean「オーケイ、えーっと・・良いチャーリー。なんで悪いチャーリーは復讐に燃えてるんだ?」
Charlie「勝利を取り戻そうとしてるの。悪いチャーリーはたった一人で戦争に勝った。
でも・・・彼女はおそろしくひどいことをやった。
だから彼女に言ったの、二度と私に近づかないでって。
私の両親を・・両親を私から取り上げた人物を追いかけまわしてるのは、
私たちがどれほど近い存在かを証明するための彼女なりのやり方なのよ、多分。
彼女のことを"彼女"ってずっと呼んでるけど、彼女は私。これは私がやってることなの」
Dean「チャーリー、これはおまえじゃない。ひねくれたバージョンの・・」
Charlie「私。ずっと彼女を追いかけてきたからバカなことをする前に彼女を捕まえて閉じ込める、永久に」
Sam「なぁ、チャーリー。それは答えじゃないよ」
Dean「サムの言うとおりだ。俺たちがオズに戻って、魔法使いからカギを手に入れておまえたちを元に戻す」
Charlie「たとえ彼女に戻ってきてほしくても・・見て」

Charlieはカバンから何かを取り出す。
Charlie「悪い私がそのカギを壊した。魔法使いに会う方法はない」
Sam「一番重要なのは悪いチャーリーが事故の犯人を見つけ出す前に俺たちが彼女を見つけることだ。
バーバラは銀行口座の明細書のことを話したって言ってた。
つまり悪いチャーリーは金の流れから報酬を受け取った人物を見つける気だ」
Charlie「私ならそうする」
Sam「よし・・それじゃ・・」
Dean「俺は2杯目もらってくる」

席を立つDean。SamはCharlieの前にパソコンを置く。
Sam「バーバラの銀行口座にハッキングしないと」
Charlie「・・できない」
Sam「え?」
Charlie「だって悪いことだから。言ったでしょ、いいコでいるのはめんどくさいの」
Sam「じゃあ・・やり方を俺に教えてくれるのは?それなら悪いのは俺だろ?」

カウンターのDean。アルコールが並ぶ棚を見つめる。
震える右手を握りしめる。
Sam「オーケイ、バーバラへの入金はすべて海外口座から来てた、すでに経営破たんしたダミー会社を通して」
Dean「オチまで飛ばせよ、リスベット。この男に全部つながるのか?」
Sam「ラッセル・ウェリングトン。記録によると事故があったときは所有する車の盗難届を出してた。
車は見つからなかったらしい。
その想定済みの"盗難"の後、彼は2週間の休暇に出かけて・・
仕事に戻ってきたときはアザを作って足首を骨折してた」
Charlie「・・・それじゃこの男なんだ・・この男が・・」
Dean「おまえはここまでだ。サム、ちょっと・・」
Charlie「ねぇ、待ってよ、内緒話は良いことじゃない。だから・・」
Dean「・・チャーリー、おまえはこの・・くだらねぇセールスマンには関わらない方がいい」
Sam「それに悪いチャーリーを見つけて閉じ込めることも上手くいくとは思えない。
彼女は悪かもしれないけど、君の一部だから」
Charlie「・・そうね・・認めたくないけど、そのとおりだわ。バンカーに行きましょ。ボームはオズへのカギを使った。
メン・オブ・レターズのファイルにならカギの手がかりがあるかもしれない。
カギが元通りになればオズに戻れる」
Dean「よし、そっちはおまえたちにまかせる。俺はラッセルを見張って悪いチャーリーが現れるのを待つ」
Sam「本気?ディーン、俺が行った方が・・」
Dean「いや、いい、大丈夫だ。こんなクソ野郎を守らなきゃならないなんて信じらんねぇけど」
Sam「ダメだよ、二人とも守らなきゃ。もし悪いチャーリーがケガでもしたら・・」
Charlie「私も同じ傷を負う。だから・・気をつけてね」
Dean「了解」

先に店を出るDean。
Charlie「・・彼、大丈夫?」
Sam「・・そのことはこれから話すよ、行こう」


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バンカー。
Sam「・・クライブ・ディラン。オズのカギを最初に発見した人物だ。
クライブはオズに行ったものの、カギを持ってくるのを忘れてしまった。
それでライマン・フランク・ボームがカギを持ってクライブを助けに行った」
Charlie「そのときにドロシーが忍び込んで出られなくなったのね」
Sam「そういうこと。ボームに助けられて戻ってきたクライブはそのまま引退した」
Charlie「メン・オブ・レターズから引退なんてできるの?」
Sam「証人保護プログラムみたいなのを彼に適用したんじゃないかな」
Charlie「彼が最後に住んでたとこは?」
Sam「・・探し出そう」
Charlie「メン・オブ・レターズはクライブに新しい名前と家を与えたみたい。どっちも記録に載ってる。
彼、まだ生きてるかも」
Sam「そうなら100歳超えてることになるけど・・」
Charlie「オズの世界は時間の流れが違うのよ・・家はわりと近くね・・会いに行きましょう。
もしまだここにいるなら、オズのカギを直せる唯一の人間かもしれない」
Sam「よし、行こう」



DeanはRusselに新居を探している顧客として接触する。
Dean「・・ジャグジーがぜったい必要とまでは言わない。ただ、泡がとにかく好きで・・」
Russel「プレスリーさん、もうけっこうです。あなたの安物な靴とその色あせたジーンズから見ても、
あなたが買いたいという家は車輪がついたもののようだ。
私の時間は非常に貴重なものだ。田舎者に浪費するためじゃない」
Dean「あんたに売る気があるなら俺には買う気がある。だからどんなのがあるか見せてくれ」
Russel「お帰りいただこう」

受話器を取るRussel。Deanが電話を切る。
Russel「・・何様のつもりだ」
Dean「あんたの命を守る男だ」
Russel「なんだと?」
Dean「ヒルアンドオークストリート。夫婦が乗ったステイションワゴン、彼らは娘を迎えに行く途中だった。
思い当たることは?」
Russel「・・・いったい何のことだか・・」
Dean「そうだろうな。あの夜あんたは泥酔してたから」
Russel「他の誰かと間違えてるんじゃないのか」
Dean「殺人を隠ぺいするためにわいろを使う誰かと、かもな」
Russel「イカれてる」

突然の停電。
Russel「いったいどうしたんだ・・」
Dean「そこにいろ。この部屋から出るな」

Deanが部屋から出るとナイフを持ったCharlieがいた。
Dean「チャーリー・・ちゃんと話し合おう。おまえだってこんなことしたくないだろ」
Charlie「・・彼を傷つけたくない。ただ話がしたいだけ」
Dean「ほかの被害者みたいにか?」
Charlie「・・そうよ、もうどうしようもないの。でもこれは復讐じゃなかった。
あいつに私の顔を見せてやりたいの。自分が私に何をしたのか、
私たちに何をしたのかわかってほしい。それだけ。お願いよ、ディーン・・私にはその権利がある」

CharlieはDeanにナイフを差し出す。
Charlie「それからあいつを警察に連れていきましょう」
Dean「・・・わかった」

CharlieはRusselのオフィスに入る。Deanが隣の部屋で様子を見守る。
Russel「・・セレスト・・」
Charlie「・・ずいぶんと長い間、その名前で呼ばれてない」
Russel「本当に申し訳なかった。私がしたことは・・・私はまだ若く、愚かだった。
君から取り上げてしまったものは返すことができないが、
あの事故のとき・・起こってはいけなかったあの事故のとき、酔ってなかったんだ。まったくのしらふだった。
身勝手で間違っていた・・私はその報いを受けるべきだ。必ず報いを受ける」
Charlie「・・あんたは私からすべてを奪ったのよ」
Russel「セレスト、本当にすまなかった・・」

Charlieは隣の部屋にいるDeanを見る。
Charlie「ラッセル・・あなたを許すわ」
泣き崩れるRussel。突然Charlieはドアを閉める。
ドアを開けようとするDean。
Dean「チャーリー!チャーリー!やめろ!」
CharlieはRusselのデスクにあったペーパーナイフを彼に突き立てると窓から逃走する。


Cliveの家に向かうSamとCharlie。Samの携帯が鳴る。
Sam「・・ディーン・・ちょっと待って。スピーカーにするから。どうしたんだ?」
Dean「やられた」
Sam「やられたってどういうこと?」
Dean「ラッセルを殺しやがった」
Charlie「あぁ、なんてこと・・」
Dean「チャーリー、すまない」
Charlie「あなたのせいじゃない、これは私が悪いの」
Dean「そんな風に考えるな。これはおまえのせいじゃない」
Sam「なぁ、とにかく今は計画を見失わないようにしよう」
Dean「オズに戻る方法はわかったのか?」
Sam「多分。オリジナルキーを見つけたメン・オブ・レターズのメンバーがまだ生きてるんだ。
マイケル・カーターって名前でジャンクションシティーに住んでる。詳しい住所をメールするからそこで落ち合おう」
Dean「わかった、そっちに向かう」

電話を切ったDeanはまだバーにいた。目の前にはウィスキーが入ったショットグラス。
Tamara「そうやって一晩中グラスを眺めるつもりなの?」
Dean「自分のペースがあるんだ」

奥に消えるバーテンダー。
Charlie「彼女可愛いわね」
Dean「・・俺をだましたな」
Charlie「あんたは自分をだましてるじゃない。その行動、どっかあんたとはかけ離れてるわよね。
あんたたちはいつも何かあるけど」
Dean「俺は間違いを犯した。その報いは受ける。おまえは自分の報いを受けるんだ」
Charlie「やめてよディーン、この世界でモンスターは私じゃない。モンスターはあいつ。
ラッセルは自分がしたことの報いを受けた。私が正しいことくらいわかってるでしょ。
ダークサイドに落ちることで私が何を学んだかわかる?
解放されるの。そして自分のどこかでそれが正しいことだってわかるのよ」



一軒家のドアをノックする。男性がドアを開ける。
Charlie「・・クライブ・ディランさん?」
Clive「・・いいえ、私は・・」
Sam「マイケル・カーター。でもかつてはクライブ・ディランだったでしょう?
メン・オブ・レターズだったころ、オズの世界では」
Clive「なにか勘違いされてるようだ。ここにクライブ・ディランなんて人物はいない。それにオズの世界だって?
それはただのおとぎ話だよ。本棚に並んでる」

Charlieは男性の顔にCliveと同じ場所に大きな傷があることに気づく。
Charlie「それじゃこれも見たことないのね?」
破壊されたオズのカギを見せると男性の顔色が変わる。


Charlieのグラスにウィスキーを注ぐバーテンダー。
Tamara「ごゆっくり」
彼女の後姿を見つめるCharlie。
Charlie「・・おいしそう」
Dean「おいいいか、ダークチャーリー、」
Charlie「大人になってよ。正しいことなんてどこにもない。
間違ってることもない。ここにいるのは私たちだけ」
Dean「おまえはもうそう長くはそのままでいられなくなるぞ」
Charlie「残念。あっちのお姫さまがオズに戻る方法見つけちゃった?」
Dean「そのとおり。引退したメン・オブ。レターズの元メンバーがここから2つ先のグラントヴィルに住んでる。
カギを元通りにして魔法使いを探すんだ。そしておまえを本来あるべき場所に戻す」
Charlie「チャーリーの中に?そこって私にふさわしい場所かしら?
まぁ・・少し様子を見ましょう。それまでは・・」

Charlieは奥に消えるバーテンダーの姿を目で追う。
Charlie「あんたが彼女をダンスに誘わないなら・・私が誘う」
奥に消えていくCharlie。一人残ったDeanは目の前のグラスに手を伸ばす。
口元に運ぼうとしたとき、バーテンダーが戻ってくる。
Dean「どうしたんだ?俺の友達はフラれた?」
Tamara「あなたの友達?彼女なら裏口から出て行ったけど」

外からエンジン音が聞こえる。
慌てて出て行くと、Charlieがインパラに乗って走り去っていく。
Dean「おいおいおいおい!あの野郎!」
DeanはSamに電話する。
Dean「サム!」
Sam「今どこだよ」
Dean「あのクソチャーリーにベイビーが盗まれた!あいつはそっちに向かってると思ってる」
Sam「どういうこと?」
Dean「あいつに違う場所を教えた。少しは時間稼ぎになるはずだ。
俺もできるだけ早くそっちに行く」
Sam「急いでくれ」

Deanはカギのかかってない車を見つける。


Clive「オズの6つのカギはオズの世界の金属から作り出されたんだ。
カギは魔法の領域でのみ修復される」
Charlie「つまり戻る方法はないってこと?自分のダークな部分を遠ざけられないってこと?」
Clive「残念だが」
Sam「オズで何があったんです?」
Clive「報告書のとおりだ」
Sam「あなたの報告書には誘拐されたということしかなかった。誰に誘拐されたんだ?」
Clive「・・悪い人々だ」
Charlie「その表情・・あなたウソついてる。ウソつきは・・」
Clive「悪いことだ。あぁ、わかってるんだ」

頭を抱えるClive。
Clive「君に起こったことは私にも起こった」
Charlie「え?」
Clive「13人の魔女に捕まったんだ。魂に通じるカギを私に使い、私の本能を解放した。彼は恐ろしかった・・
彼はすべての魔女を殺して怒りにあふれていた。力に飢え、狂っていた。そしてオズの魔法使いになった」
Charlie「今、フランクの娘のドロシーがエメラルドシティで戦ってる。
あなたの闇の人格があの魔法使いで、彼はドロシーのすぐそばにいるのよ?
もし・・もし彼女がトラブルに巻き込まれてたら・・」
Clive「オズへのカギがなければ魔法使いの元に戻る方法はない。だが・・彼をここに呼び出す方法ならある」

Cliveは引き出しから銃を取り出す。
Clive「・・私が致命傷を負えば、彼は自分と私を救うためにここに来るしかない」
Charlie「ちょっと待って、他に方法があるはずよ」
Clive「彼がしたことは私のせいだ。彼は私で、私は彼だから。
二人の罪の責任を取るときがきたのかもしれないな。これはいいことだろう?」


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DeanがCliveの家に着くと室内から一発の銃声が聞こえる。
中に入ろうとするとCharlieがやってくる。
Charlie「あんたがウソをつくくらいわかってた。だって私ならそうするから」
Dean「いったい何が望みだ?」
Charlie「彼女と話がしたいだけよ」
Dean「あいつの周りに近づくな。チャーリーを堕落させるわけにはいかない」
Charlie「堕落させる?」
Dean「あと一歩でも近づいてみろ、殺してやる」
Charlie「それでこそ私の好きなディーンよ」



自分の腹部を撃ちぬき床に倒れるClive。姿見が砕け、緑の光とともにマスクをつけた男性が現れる。
Cliveと同じ場所からの出血。
Wizard「・・何をしたんだ、このマヌケめ」
銃を構えるSam。一瞬にして銃は飛ばされ、両手足が縛られ身動きがとれなくなる。
Wizard「おまえの仕事はたったひとつだけだった、生き続けること。それさえもできないのか」
突然Charlieが悲鳴を上げて口元を押さえる。同じ頃、DarkCharlieはDeanの攻撃を受けていた。
DarkCharlie「あんたのパンチってやり方を知らない女みたい」
DarkCharlieに殴られ鼻を切るDean。彼が反撃するたび、室内にいるCharlieが苦しむ。
DarkCharlie「その意気よ、ビッグボーイ。気持ちをあらいざらいぶちまけなさい」
DeanはさらにDarkCharlieを殴る。Samの目の前で苦しみ続けるCharlie。
Sam「やめてくれ、頼む!友人を助けさせてくれ!」
Wizard「おまえの友人はヒーローになりたがっていた。
ヒーローというものに何が起こるか知ってるか?皆死ぬのだ」

魔法使いはSamの首を絞める。Cliveは床に落ちた銃を指さす。
Charlie「無理よ・・!」

Dean「おまえは俺の友人を傷つけた」
DarkCharlie「あんたを見て学んだの」

DeanはDarkCharlieの腕を取ると躊躇なくへし折る。
Charlieは左手だけで銃を取ると泣きながらCliveに向ける。
Charlie「・・ごめんなさい・・」
Clive「君を許すよ・・」

Charlieが引き金を引くとSamの拘束が解け、魔法使いが倒れる。
DeanのDarkCharlieへの攻撃は止まらない。地面に倒れた彼女に馬乗りになりさらに殴り続ける。
Sam「ディーン!ディーン!」
振り向くとCharlieを抱えたSam。我に返るDean。
SamはDarkCharlieの隣にCharlieを寝かせる。
DarkCharlie「・・やったのね?魔法使いを殺したんでしょ・・
できると思ってた。魔法はずっとあんたの中にあったのよ、セレスト・・」

SamはCharlieに魔法使いが持っていたオズのカギを握らせる。
やがてカギが光り出すとDarkCharlieの体が光に変わり、Charlieと重なる。
Sam「チャーリー、大丈夫だ、もう大丈夫だから」
Samは泣きじゃくるCharlieを抱きしめる。

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バンカー。電話中のSam。テーブルで本を広げるDean。
Sam「・・うん、だいぶ良くなったみたい。兄貴は落ち着いてる。キャス・・カインを探すしかない。
とにかくなにか手がかりを見つけないと・・・うん、わかってる。ありがとう」

電話を切るとCharlieが荷物を持ってやってくる。
Sam「どうしたんだ?休んでなくていいの?」
Charlie「二日間も寝てればもう十分」
Sam「それで・・今は・・」
Charlie「良い私?悪い私?バランスのとれた状態を受け入れるしかないと思う・・・印のこと、何かわかった?」
Sam「この本を見つけた。伝承の本、"地獄に落ちた者の書"」
Charlie「ホンモノっぽい」
Sam「トスカーナのどこかの図書館にあるんだ。行き止まりかもしれないけど、必ず・・」
Charlie「私が調べる」
Sam「え?」
Charlie「オズにはもう戻れないし、魔法使いも死んじゃった。でもドロシーはきっと大丈夫」
Sam「あっちの彼女は・・」
Charlie「ダークチャーリーのこと?彼女は・・静かにしてる。
前を向いていくしかないわね・・私たちみんなが」

何も言わないDeanに近づくCharlie。気まずそうなDean。
Dean「チャーリー、俺は・・」
Charlie「みんなでこの件を解決する。私に起こったことがあなたに起こらないように」
Dean「でももう起こってる」
Sam「カインは印と共存する方法を見つけた」
Dean「そうだ。何世紀にも及んだ殺人の後で」
Charlie「あなたには彼にはなかったものがひとつだけある。
あなたはウィンチェスターよ。私はあなたを許すわ、ディーン」
Dean「・・俺は許せない」
Charlie「わかってる。それがあなたのやり方。それが自分のためになるの?」

Deanは立ちあがるとCharlieにハグをする。
Dean「本当にすまなかった・・」
Charlie「・・だったらちゃんと証明してよね」

CharlieはDeanから離れるとSamとハグをする。
Sam「気をつけるんだぞ」
Charlie「それってどっちの私のこと?何かわかったら連絡する。連絡がなかったら・・探し続けるだけ」

階段を上るCharlie。
Sam「チャーリー、ありがとう」
Charlie「またね」

ドアが閉まる。
Sam「・・大丈夫?」
Dean「いや」
Sam「彼女の言う通りだよ、ディーン。兄貴ならできる・・俺たちならできるよ」
Dean「・・じゃあ仕事を始めようぜ」

SamはDeanの肩を叩く。Deanは自分の右手を見つめる。
震えは止まっていた。

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Author:miku[el]
海外ドラマ・スーパーナチュラルをメインに好きな映画やその他ドラマについて好き勝手に書いています。天使フリーク。Spnはシーズン11について書いてますのでネタバレは困る!という方はお気をつけください!US放送済み分については予告なしでネタバレします。DVD発売後でもエピタイトルは原題で表記してます。英語が堪能ではありませんので、ブログ内はほぼ個人的解釈を含んだ意訳です。誤訳もあるかと思いますがご容赦ください・・
★拍手コメントのお返事は同記事のコメント内でさせていただきます。生存確認はツイッターまで。

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